ファーウェイならではの高画質なカメラ
カメラは広角が5000万画素 F値1.6の23mm、超広角が1200万画素 F値2.2の13mm、3倍望遠が800万画素 F値2.4 80mmとなる。3つのカメラのバランスは優れており、ワイド側から望遠側まで広い焦点距離をカバーしている。デジタルでの最大倍率は30倍だ。
そしてこの3つに加え、200万画素のスペクトル調光カメラも搭載。被写体の色と素材をより正確に判別する用途に使われるという。
カメラUIはファーウェイ独自のもの。写真の倍率は、W、1倍、3倍、5倍が標準、最大30倍で15倍以上では画面内に縮小ウィンドウで全体表示もされる。動画は最大4K 60fps、デジタル10倍までに対応する。夜景モードではシャッター速度を最大32秒まで固定できる。その他のモードの中には蛍光撮影など特殊なモードも搭載する。
以下は作例だ。広角カメラでは1200万画素相当での撮影となる。写真の下枠に撮影データなどを表示する拡張されたウォーターマークにも対応している。これは最近の中国メーカーのスマートフォンでは標準的な機能だ。
【まとめ】バランスの良いフリップスタイルモデル
高性能機にも期待できそう
Pocket 2はデザインと性能バランスに優れており、片手でもラクに使えるなど使い勝手の高い折りたたみスマートフォンだ。中国のファーウェイストアに行くと常に来客がデモ機を試しているなど、人気の高さにもうなづける。
チップセットがやや古いものの、一般的な使い方をするなら十分対応できるだろう。ただ、他社は大型アウトディスプレーモデルを次々と出しており、ファーウェイからも上位モデルが欲しいところ。2024年4月に発表したファーウェイ「Pura 70」シリーズは最新のKirin 9010チップセットを搭載しており、それを搭載した大画面モデルの登場に期待したい。