ペン先の素材も重要な確認ポイント
ジェネリックペンを選ぶ際、もう1つ重要なポイントがペン先の素材だ。材質や形状によって、書き心地や耐久性が異なるので慎重に選びたい。
●シリコンゴム製
シリコンゴム製のペン先は、ガラス面との摩擦が少なく、書き心地はなめらか。また、弾力性があるので、紙に鉛筆で書くような自然な感覚で描くことができる。ただし、磨耗しやすく、定期的な交換が必要になる。
●樹脂製
樹脂製のペン先は、細くて硬いタイプのペンでよく採用されている。しっかりとしたペン先で、耐久力の高さが特徴。ただし、硬いために画面を傷つけるおそれもあるので、iPadの画面には保護フィルムが必須だ。
メーカーの信頼性やレビューなども要チェック
多くのジェネリックペンは店頭で試すことが難しい。そのため、ペンを販売するメーカーの信頼度やWebサイトのレビューなども重要な指標になる。
●信頼できるメーカーかどうかを確認
ジェネリックペンは、あまり聞いたことのないメーカーやブランドの製品も多い。そのため、メーカーの信頼性という点はしっかりと確認しておきたい。見分けるポイントとしては、まずメーカーのWebサイトをチェックしよう。
例えば、ペンの型番や製品名で検索する。そのメーカーがWebサイトを用意していれば、その製品を紹介するページがあるはずだ。また、そのWebサイトを見れば、「ほかにどのような製品を扱っているか」「サポートが受けられるか」「問い合わせ先は明記されているか」「会社概要や所在地は確認できるか」といったこともわかる。このようなメーカーなら、ある程度信頼できると考えられる。
逆に、「Webサイトが存在しない」「メーカー名があやふや」「連絡先がわからない」といったメーカーは注意しよう。最近は、こういったメーカーも少なくないので、必ずチェックしておきたい。
●ユーザーレビューを確認
次に、Amazonなどの通販サイトで、実際に製品を購入した人のユーザーレビューをチェックしよう。この際、星の数とコメントの内容が合っていないことが多いので、星の数だけではなく、具体的なコメントを読むことも重要だ。
もちろん、レビューの内容は鵜呑みにせず、実際に使ったと思われるレビューを見極めることも大切。例えば、メリットやデメリットが詳細に書かれているレビュー、低評価な部分もきちんと書かれているレビューが参考になりやすい。逆に、いいことばかりが書かれているときは疑ったほうがいいだろう。
なお、通販サイトのレビューにサクラが動員されていることは少なくない。判断しづらい場合は、レビューにサクラが多いかどうかを判別できる「サクラチェッカー」(https://sakura-checker.jp/)などのWebサイトを利用するのもおすすめだ。
今回は、ジェネリックペンの選び方について紹介してきた。最近のジェネリックペンは、安いものでも品質の向上がけっこうめざましい。よって、実際に使ってみても、極端に「失敗した」と感じるケースは少なくなってきている印象だ。
とはいえ、安いからといって無駄な出費はしたくないし、思っていたものと違うというのでは困るので、念には念を入れて選びたいもの。ここで紹介した内容を参考にして、ぜひ満足できる製品に出会ってほしい。