Pixel 6以降、独自開発のSoC「Google Tensor」を搭載するようになったPixelシリーズ。メインの売りはAIで、CPU/GPU性能では最新フラグシップのSnapdragonに一歩譲る状態が続いているが、Tensor G4を搭載するPixel 9ではどうか。16GBメモリーを搭載するPixel 9 Pro XLでテストした。
ベンチマークテストの結果自体は
Snapdragon 8 Gen 3やGen 2には届かないスコア
Antutu 10のスコアは以下のとおりで、130万点台。同時に測定したPixel 8 Proで110万点台なので、進歩はしているものの、200万点を超えるケースもあるSnapdragon 8 Gen 3や、150~160万点程度のSnapdragon 8 Gen 2と比べてもやや見劣りするのは確か。これはGeekbench 6でも同じ傾向で、2024年のハイエンド機としては、ベンチマークアプリのスコア的にはギリギリのラインといったところだろうか。
また、Pixel 9 ProにはSoCの放熱のためにベイパーチャンバーを搭載しているとのことで、Antutu 10を3回連続で回した結果は以下のとおり。スコア自体の落ちはある程度見られたが、端末本体はそこまで極端に熱くなるということはなかった。