通信速度を測定
昼休みの落ち込み以外は快適に使える
APN設定で戸惑うものの、開通してしまえば普通に使える。今回は同じドコモ回線のIIJmio、あとは楽天モバイルと比較したが、昼休み以外は速度の落ち込みもなく快適だ。
平日10時頃(Mbps) | 下り | 上り |
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HISモバイル | 145.00 | 14.30 |
IIJmio(ドコモ) | 137.00 | 8.20 |
楽天モバイル | 69.40 | 30.90 |
速度が落ち込む昼休みは、ドコモMVNOのIIJmioも同様。楽天モバイルはまったく速度低下を感じないどころか測定数値上ではなぜか逆に早くなっている。
平日12時45分頃(Mbps) | 下り | 上り |
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HISモバイル | 6.23 | 4.03 |
IIJmio(ドコモ) | 6.49 | 4.25 |
楽天モバイル | 158.00 | 72.80 |
夕方についても同様に快適。特に問題なく利用できた。HISモバイルはドコモ回線を使っているが、筆者の環境では特にパケ詰まりなどの症状も感じれられなかった。
平日18時頃(Mbps) | 下り | 上り |
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HISモバイル | 98.40 | 29.30 |
IIJmio(ドコモ) | 103.00 | 14.10 |
楽天モバイル | 66.60 | 27.10 |
なお、今回は「1GB」を選んでいるが、速度測定などで瞬間に100MBは突破。1GBもすぐに上限に達した。
HISモバイルの場合、通信量超過後の速度について「低速通信で3日間360MB利用可能(最高200kbps)」と表現している。そこで超過後の速度も測定した。実際には数字を見た限り100kbpsを少し上回る程度の速度が出ている。また、データの流れはじめだけ少し速度向上する「バースト転送」もあるようだ。
なお、追加チャージはHISモバイルのアプリやウェブサイトから可能。1GBで200円と安価な部類だが、予備や非常用回線でないのなら、最初から上位のプランを選んだ方が割安となる。
月額280円での利用はあまり現実的ではないが
月7GBで990円は割安だ
「月額280円~」が注目されるHISモバイルだが、現実的には月額280円で収める使い方は予備回線か通話専用でない限り難しい。「1GB」のコースで550円もやや割高感がある。メイン回線だと最近は月3GBに抑えるのもなかなか難しいので、通信量少なめの人でもオススメは「7GB」の月990円になりそうだ。
また、旅行会社のグループならではの特典が魅力的と感じる人ならそれもプラス。ただしHISモバイルでは、日本通信SIMなどと同じように、加入時に特典がなく初期費用を安く抑える手段が少ない。そういった特典が用意されているサービスと比べると実質負担額が上がってしまう可能性がある。
それでもHISモバイルが魅力的に感じ、予備回線として維持したいのなら、現在の新プラン開始記念のキャンペーン中の加入はオススメだ。ぜひ、有効活用してみてほしい。