グーグルの新しいAIスマホ「Google Pixel 9」シリーズと同時に発表されたワイヤレスイヤホン「Google Pixel Buds Pro 2」が、いよいよ出荷を迎えます。イヤホンのノイキャン機能とサウンド、Pixelスマホとの連携によるグーグルGeminiがどれぐらい使いやすくなるのかなど、発売直前に全方位からレポートします。
Pixelスマホのユーザーにうってつけのワイヤレスイヤホン
最初に結論を言ってしまうと、Google Pixel 9シリーズを使っている方はこのイヤホンをぜひ手に入れるべきだと思います。機器どうしの連携がとてもスムーズだし、アクティブノイズキャンセリング(以降、ANC)と外部音取り込みの機能もハイレベル。前世代のGoogle Pixel Buds Proよりも音楽をたのしく聴ける活き活きとしたサウンドになっています。
Google Pixel Buds Pro 2は3万6800円となかなか高価なワイヤレスイヤホンですが、現時点でGoogle Geminiのサービスが気持ちよく使えるところはポイントが高く、今後もソフトウェアアップデートで日本語によるGemini Liveとの音声チャット対応など新しい機能の拡充が期待できます。十分に元は取れそうです。
以下、Pixel Buds Pro 2の気になる評価ポイントをひとつずつ見ていきましょう。比較のため前機種のPixel Buds Proも用意しました。
Androidの最新プラットフォームには、Android端末とGoogle Fast Pairに対応するワイヤレスイヤホン、ヘッドホンなどのオーディオデバイスをワンタッチで手軽にペアリングするための機能があります。Pixel Buds Pro 2もこの機能に対応しているので、Pixel 9シリーズのスマホと瞬速でペアリングができます。
ペアリング完了後の接続性能も安定しています。ユーザーがイヤホンを耳に装着した途端にデバイスが認識され、コンテンツのサウンドを再生するとすぐに音が聞こえてきます。
Pixel Buds Pro 2は前機種よりもイヤホンのデザインがブラッシュアップされました。耳に触れる内側部分の形状が洗練されたことで、装着感がとても良くなっています。XS/S/M/Lの4サイズを同梱するイヤーピースを適切に選択すれば、ベストなフィット感と遮音効果が得られます。
イヤホンの設定(Pixel Budsアプリ)から「イヤーチップのフィット感の確認」を活用すると、自分の耳に合うイヤーピースのサイズが見つけられます。確認を済ませたら、新しく設けられた「固定用アーチ」を意識しながらイヤホンを耳に装着します。イヤーピースを耳に挿入後、本体に固定されているシリコン製のハネのようなパーツを外耳の溝にはめ込むように少し回転させるとイヤホンが確実にフィットします。本機が搭載するANC機能の効果を最大化するためにも、必ずこの装着方法をマスターしましょう。