主要格安SIMの料金表とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週は、ついにLINEMOも動いた！　ahamoやUQ mobileに対抗するように、LINEMOも「ベストプランV」を料金そのままで、30GBまで利用可能にする。

LINEMOの上位プランが料金変わらず20GB→30GBに容量増量。サイト上での説明が間に合ってないところを見ると、ライバルに追従すべく急いで対応した!?

LINEMOの「ベストプランV」が契約の翌月からずっと
月2970円で30GBまで利用可能にする

　10月から、ドコモ「ahamo」が料金を変えずに通信量を20GB→30GBに増量。UQ mobileも新プラン「コミコミプラン＋」でやはり料金を変えずに（月3278円）、20GB→30GB（当面33GB利用可能）の増量を果たしたが、ソフトバンクのオンライン専用プランのLINEMOもついにこれらへの対抗を発表した。

新規契約＆期間限定で、20GBまでの料金で30GBが使えるというキャンペーンを実施していたが、このキャンペーンの期間限定を外し、さらに既存ユーザーにも適用する

　今回の変更の対象になるのは「LINEMOベストプランV」。同プランは、ahamoと同じく月額2970円で月20GBと1回5分までの通話定額が利用可能。20GBを超過すると990円プラスの月3960円で30GBまで利用できる。

　今年10月開始のキャンペーンでは、新規契約時は契約翌月から6ヵ月間は2970円のまま30GBまで利用できるとされていたが、このキャンペーン内容を変更し、契約翌月から（今後新たなプランに改定するまで）ずっと適用。今回は既存ユーザーも同キャンペーンが自動で適用されるので、実質的には料金を変えずに、20GB→30GBに容量アップすることを意味している。

11月以降は実質的に月額2970円で月30GB使えるプランとなる

ahamoは海外ローミング、UQは翌月繰り越しと通話定額が1回10分
LINEMOはLINEでのカウントフリー　それぞれ強みが異なる

　約3000円の料金で30GBの通信量（＋通話定額）と、ほぼ横並びになったahamo／UQ mobile／LINEMOの3サービス。

　ahamoは海外ローミングで追加料金なしで月30GBが使える点が、海外に行く機会が多いユーザーには圧倒的なメリットとなる一方、UQ mobileは料金こそ約300円高いが、当面は月33GBが使えるのと、余った通信料の翌月繰り越しと通話定額が1回10分までなのが◎。LINEMOは、都市部でのネットワークの高い評価に加え、LINEでのトークや音声・動画通話がカウントフリー。細かな部分で強みが違うので、自分に合ったサービスを選ぶといいだろう。

ahamoのメリットは何と言っても海外ローミング。海外に行かない人には関係ないだろうが、追加料金無しで30GBの通信量が海外でも使えるのはとにかく大きい

UQ mobileは余った通信料の翌月繰り越しが、実利用の場面では非常に効いてくる

人気の音声通話付きSIMの料金表（税込）

^{※1：au網を用いたMVNOのサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある
※2：加入から7ヵ月無料のキャンペーンで通信量が増量される（以降、月550円）　「コミコミプラン＋」では終了時期未定で3GBプラスの得点を提供中
※3：加入から6ヵ月間無料のキャンペーンで通信量が増量される（以降、月550円）}