日本ではゲーミングスマートフォン「REDMAGIC」シリーズを展開しているZTE傘下のNubiaから、海外では人気のハイエンドカメラフォンの最新モデル「nubia Z70 Ultra」が日本でも発売を予定していると発表された。
中国メーカーからカメラを強化したモデルが次々と上陸する中、nubia Z70 Ultraもそれらの対抗となりうる強力な性能を誇っている。今回は海外モデルを触る機会があったので速攻でレビューをお届けする。
nubia Z70 Ultra
— Fastlane Japan株式会社 (@fstln_jp) December 6, 2024
ついに日本上陸が決定しました!
機種のラインナップや価格、発売日程などの詳細は、
追って発表させていただきます。
どうぞご期待ください。 pic.twitter.com/WvP9u6gM6g
Snapdragon 8 Elite搭載のフラッグシップモデル
nubia Z70 Ultraのディスプレーはゲーミングモデルに匹敵する高性能なものを搭載している。サイズは6.85型で解像度は2688×1216ドット、リフレッシュレートは最大144Hz。画面輝度も2000ニトとかなり明るい。さらに、フロントカメラはUDC(アンダーディスプレイカメラ)であり、表示領域を妨げる「穴」のようなものは一切ない。
背面には広角、超広角、2.7倍望遠の3つのカメラを搭載する。それぞれ解像度は5000万画素、5000万画素、6400万画素と高画質だ。バッテリーは6150mAhで80Wの急速充電に対応。IP68/IP69の防水防塵にも対応している。本体サイズ本体サイズは約77.1×164.3×8.6mm、重さは228gだ。
本体左側面にはスライド式のスイッチを搭載する。割り当て機能のカスタマイズも可能で、マナーモードやカメラの起動、またREDMAGICシリーズが搭載するゲームスペースの起動などが可能だ。本体側面にはゲーム操作用のボタンは搭載されていないものの、ゲーミングユースも考えられている。
本体左側はボリューム、電源(赤色)、さらにカメラボタンを備えている。本体を横向きに持った時に、ちょうど右手の人差し指でカメラを起動してシャッターを押せる配置になっている。なお、指紋認証センサーは電源ボタン兼用ではなく、ディスプレー内埋め込み型を採用している。
nubia Z70 Ultraの特徴の1つでもあるUDCは、新しい世代のものが搭載されている。中国のディスプレーメーカー、BOEと共同開発したものであり、画素数は1600万画素。ディスプレー表面を見ると上部中央にカメラが埋め込まれているが、どこにカメラがあるかまったく気がつかないだろう。
ちなみに、UDCを世界で初めて搭載したのは、ZTEの楽天向けスマホ「Rakuten BIG」だった。Rakuten BIGの記事などで当時のUDCと、nubia Z70 Ultraの最新UDCの違いを比べてみれば、大きく進化していることがわかるだろう。
フロントカメラで自撮りをしてみた。撮影直後のプレビューでは若干ぼけたような画質だが、AIによる自動補正がすぐにはいり、ボケや色合いをうまく修正してくれる。美顔効果をかけた感もあるだろうが、ここまでの自撮りが撮れるのであれば十分実用的だ。
OSはAndorid 15をベースとしたNubia AIOSを採用。前のバージョンまでは「MyOS」という名称だったがnubia Z70 Ultraから変更された。AI機能が強化されており、AI通訳や画像検索、また画像の生成AI処理も可能だ。また、グーグルのGeminiも搭載されている。
今回は短時間の仕様だったためベンチマークは計測できなかったが、ネット上で検索するとAnTuTuのスコアは約270万であり、Snapdragon 8 Elite搭載モデルならではの性能を発揮する。