11月に韓国のみで発売となった、サムスンの超薄型折りたたみモデル「Galaxy Z Fold Special Edition」は派生モデルが中国で出た以外、他の国では販売されていません。そのためケース類も純正品は製品購入時に付属するものだけで、選択肢がないのです。
しかし、12月に入って中国でようやくサードパーティー製のケースが出てきました。
今回購入したケースは中国で「Samsung W25」用として販売されているもの。心系天下ブランドの高級モデルですが、ベースはGalaxy Z Fold Special Editionであり、両者の本体サイズは同一です。そのためSamsung W25用ケースがGalaxy Z Fold Special Editionでも使えるのです。
なお、3種のケースのカラーは微妙に異なります。フロント側の構造は同じ。後述しますが1枚だけ透明プラに覆われています。
まずは1つ目をテスト。背面に落下防止のストラップがついたものです。ストラップというか板ですが、ここに指を通してしっかり保持できるというわけ。このストラップ部分は交換できるようになっています。これは2年位前までのGalaxyの純正ケースでも採用していたシステムで、ストラップだけを着せ替えできる楽しみがありました。
今はなくなってしまいましたが、サードパーティーケースに生き残っているのは面白いところ。今度別の色のストラップケースを買って交換してみようと思います。
閉じているとき、開いているとき、どちらでも本体をしっかり保持できます。
2つ目はMagSafe兼用スタンド型リングの取り付けられたケースです。MagSafe対応のモバイルバッテリーや充電器を取り付けて本体を充電できますし、カードケースなどのアクセサリー類も装着可能。また、スタンドとしても使える優れものです。
スタンドとして使ってみましたが十分実用的でした。さらにMagSafeの周辺機器にも取り付け可能です。
このケースのフロント側は透明プラスチックで覆われています。アウトディスプレーに保護ガラスを貼らなくとも、ケースフロントのプラスチックが傷から守ってくれるのです。指先での操作も特に問題なく、このフロント側だけでもあると便利かもしれません。
最後に紹介するのが、一番期待していたタッチペン内蔵のケース。Galaxy Z Fold Special EditionはSペンが使えないため、手書き入力は指先でする必要があります。このケースはGalaxy Z Fold5、Fold6の純正Sペン収納ケースと類似のデザインで、Sペンの代わりにタッチペンが収納できます。
ペン先は100円ショップなどでよく売られている、スマートフォンの画面をタッチするペンと同じ、柔らかいゴム状の素材。そのため、ペン型のように細かい文字を書く用途には向いていません。とはいえ、Galaxy Z Fold Special Editionの開いた画面は大きいため、ある程度の大きさの文字なら手書きできます。ただし、画面に手のひらを付けると反応しにくいので簡単な手書き程度に向いています。
個人的なお気に入りは、タッチペン収納ケースを本体下部に、透明プラ保護ケースを上部に取り付ける組み合わせとなりました。
今後もより便利なケースが出てくるかもしれないので、引き続き探していきたいと思います。