アップルの次世代プロセッサM5を搭載したiPad Proは、2025年下半期から量産が開始される予定だ。アップル関連の著名アナリスト、ミンチー・クオ氏が12月4日に自身のブログで伝えた。
同氏によると、M5搭載iPad Proの主要な組立メーカーは中国のBYDエレクトロニクスになるという。同社は2025年後半に発売予定のディスプレー搭載型HomePodの独占的な組立メーカーにもなる予定だ。
韓国メディアThe Elecの報道では、アップルはすでにTSMCに対してM5チップの発注を開始したと伝えられている。M5シリーズは強化されたARMアーキテクチャを採用し、TSMCの先進的な3nmプロセス技術で製造される見込みだ。
ちなみにアップルはコストを考えた結果、TSMCのより進んだ2nmプロセスの採用を見送ったとみられるが、M5はTSMCのSystem on Integrated Chip(SoIC)技術を採用することでM4から大幅な進化を遂げるという。
プロセッサのアップグレード以外にM5搭載iPad Proの新機能についてのうわさは今のところないが、アップルは将来的にiPadの背面にあるAppleロゴの向きを横置きに変更することを検討中であることはインタビューで明らかにされている。