渋谷に期間限定オープンの「Galaxy Experience Space」で「Galaxy S25」のAI機能を体験できる

文●佐野正弘 編集●ASCII

2025年02月10日 17時30分

 2月14日に発売予定の最新スマートフォン「Galaxy S25」シリーズ。サムスン電子は2025年2月8日より、そのGalaxy S25シリーズをいち早く体験できる「Galaxy Experience Space@SHUBUYA TSUTAYA」を東京・渋谷のSHIBUYA TSUTAYA内にある「QFRONT」で開催している。

2月8日より開催している「Galaxy Experience Space」は、渋谷駅から見てスクランブル交差点の向かいにある「SHIBUYA TSUTAYA」で実施されている

 このイベントは、「Galaxy Z Fold6」「Galaxy Z Flip6」が発売された2024年7月に続いて実施されるもの。会場内には発売前の「Galaxy S25」「Galaxy S25 Ultra」が多数展示されており、実際に触れてその機能や性能を試すことが可能だ。

会場内には「Galaxy S25」「Galaxy S25 Ultra」が多数展示。もちろん実際に触れて操作することも可能だ

本体だけでなく色やデザインが豊富なカバーもチェックできる

 だが今回の展示の目玉となっているのは、Galaxy S25シリーズの最大の特徴でもある「Galaxy AI」を、実際に体験できる展示の数々。今回はそれら機能をスタッフが丁寧に説明してくれる、数人で参加可能な約30分のツアーも用意されているので、実際に参加してみた。

ツアーに参加すると実際の端末が貸し出され、デモを見ながら実際に体験もできる

 ツアーで最初に紹介されたのが、時間帯に応じて利用者が必要とする情報をAIがピックアップして表示してくれる、新機能の「Now Brief」と「Now Bar」。ただし、これら機能はスマートフォン上の行動データを基に情報をピックアップして表示する仕組みなので、最適な情報を表示するにはスマートフォンを使い続ける必要がある。

 そこでこのコーナーでは、いくつかの質問にタッチパネルで答えることで、その人に適した情報をNow BriefやNow Barで表示するという体験デモを実施。旅が好きな人には旅行の情報、健康を気にする人には睡眠データなど健康に関する情報を、優先表示する様子が示されていた。

「Now Brief」と「Now Bar」のデモ。いくつかの質問に答えることで、その人に合ったNow BriefとNow Barを表示してくれる

 2つ目に紹介されたのが、グーグルのAIアシスタント「Gemini」で複数のアプリを連携した処理ができる新機能。Galaxy S25シリーズではグーグル製のアプリだけでなく、「Samsung Notes」などサムスン電子製のアプリのいくつかもGeminiに対応していることから、両社のアプリを連携した操作を実際に確認することができた。

 たとえば、YouTubeの動画で紹介された場所をリストにし、メモとして保存するようGeminiに指示すると、実際に動画で紹介された場所をテキストにしてSamsung Notesに保存してくれる。保存されたリストは英語だったが、Samsung Notesの機能を使ってそれを日本語に翻訳してくれる様子も披露された。

「Gemini」による複数アプリの連携デモ。「YouTube」で動画再生中に、動画で紹介された場所をリストにして保存するよう指示する

すると動画の場所をリスト化し、「Samsung Notes」に保存してくれる。保存されたリストを翻訳して日本語にすることも可能だ

 もう1つ、Gemini関連の新機能として紹介されたのが、音声で対話ができる「Gemini Live」のマルチモーダル対応、要は画像などを認識できるようになったことだ。デモではGeminiに絵画の画像をアップロードしてからGemini Liveを呼び出すことで、Geminiがその画像が何であるかを判断し、絵画に関する対話ができる様子を披露していた。

 これらはGeminiの機能ながら、いずれもほかのスマートフォンに先駆けて、Galaxy S25シリーズで対応が進められたもの。いち早くGeminiの最新機能を体験できることも、Galaxy S25シリーズの大きなポイントとなっているようだ。

マルチモーダルに対応した「Gemini Live」のデモ。絵画の画像をアップロードすると、Geminiがその内容を理解し、絵画の内容に応じた質問に答えてくれる

 続いて紹介されたのが、スケッチなどから画像を生成してくれる「スケッチアシスト」(AIスケッチ)。これは従来のGalaxyシリーズのスマートフォンでも利用できるものだが、新たに「油絵」調のタッチが追加されたのに加え、生成した画像をスタンプにできる機能なども用意され、より実用性が高まっていることを実感できた。

「スケッチアシスト」のデモ。スケッチやテキストから生成した画像をスタンプとして加工し、利用することも可能だという

 そしてツアーの最後には、Galaxy S25シリーズのAIフィルターを用いてポートレート撮影ができるコーナーも用意。実際に写真を撮影し、QRコードもしくは印刷でのフォトフレームを作成することが可能だという

AIフィルターを活用したポートレート撮影コーナーも用意。撮影した写真やQRコードや印刷などで実際に入手できる

 なお、このイベントは3月9日まで実施されており、入場は無料。渋谷駅からはスクランブル交差点のすぐ向かいという好立地で、スタンプを集めて豪華賞品が当たる抽選に参加できるイベントも用意されていることから、Galaxyシリーズの新機種が気になる人はぜひ訪れてみよう!

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