楽天モバイル、物価上昇での携帯料金下落は健全な競争の結果 春商戦でさらなるポイント増額も

文●岡本善隆/ASCII

2025年02月14日 11時30分

25歳以下のユーザーには新規契約で最大1万4000ポイント
既存キャンペーンも春商戦に向けてポイント還元増額

 今春に正式サービス開始から5周年を迎えた楽天モバイル。この5周年を記念して、春商戦向けに「春の応援キャンペーン」を実施。新規加入や若年層向けのポイント還元をアピールしている。

25歳以下のユーザーは実質“1年無料”をアピール

 まず、5~18歳のユーザーに適用されるのが「学生応援キャンペーン」。初めての申し込みと「最強家族プラグラム」、楽天カード支払いの設定で最大1万4000ポイントを還元。3GB以下で家族割引適用後の料金(月968円)が実質“1年無料”になるとアピールしている。

 19~25歳のユーザーには「新生活応援キャンペーン」として、同じく最大1万4000ポイント還元で実質“1年無料”。ただし、条件はやや異なり、初めての申し込みでMNPでの加入、楽天市場での1000円以上の買い物、楽天カード支払いの設定が必要となる。ともにすでに開始されており、5月31日までの実施予定。

 既存キャンペーンについても、以下のようにポイント還元を増量中。

・初めての契約+MNPで加入時の6000ポイントが1万ポイント
・初めての契約+MNP以外時の2000ポイントが7000ポイント
・家族や知人を紹介した場合の7000ポイントが1万ポイント

「紹介キャンペーン」は20歳以上のユーザーが40%以上を占めるなど、有効な施策と見る

楽天モバイルに乗り替えると約9割のユーザーが料金が安くなる
物価上昇中でも携帯料金低下は健全な競争の結果

 今回の発表会に登壇した同社代表取締役 共同CEOの鈴木和洋氏は、2020年以降、あらゆる商品の物価が上昇している中で、通信料金が例外的に大きく下落していることに触れ、その下落での同社の役割、参入時にその理由として掲げた「携帯市場の民主化」が実現されているとアピールした。

 また、約9割のユーザーが他社から楽天モバイルに乗り換えたことで料金が安くなった、約8割が満足していると顧客満足度の高さを示す調査結果を紹介した。

90%以上のユーザーが料金がそれ以前より安くなった

 質疑応答では、他社キャリアトップが各種コストが上昇する中でも、料金の値下げ続いている状況に対して違和感があると表明する機会が増えていることについて、鈴木共同CEOに見解が問われたが、同社では技術を用いてコストを低減している、採算を度外視して安くしているわけではないと健全な競争の結果という見方を示した。

楽天モバイル 代表取締役 共同CEO 鈴木和洋氏

 

■関連サイト

mobileASCII.jp TOPページへ

mobile ASCII

Access Rankingアクセスランキング