閉じたままでもアプリが使える利便性は高い
nubia Flip 2は本体を開くことなく、ほとんどの操作やアプリの利用が可能だ。写真では左手で握っているが、右手で持てば側面の指紋センサーやボリュームボタンも親指で操作できる。アウトディスプレーのロック画面は壁紙のカスタマイズも可能で、時計の下にはロックしたまま起動できる「歩数データ」「レコーダー」「カメラ」のクイック起動ボタンがある。それぞれ長押しすることで画面ロックを解除せずに起動可能だ。
アウトディスプレーのロックを解除すると、すぐにアプリ画面となる。アプリは標準で3個×4列の12個が並ぶが、下にスクロールすることで追加したアプリアイコンも表示される。なお他社の縦折りスマートフォンでもアウトディスプレーでアプリを利用できるものもあるが、ウィジェットとアプリ画面をスワイプして切り替えるものもある。
nubia Flip 2はアウトディスプレーでウィジェットを利用できないが、ダイレクトにアプリ一覧画面が表示され、そこからすぐにアプリを起動できる。本体を閉じたまま使うことが多い人にはかえって便利に感じるだろう。
メインディスプレー同様に、アウトディスプレーでも「左上から下にスワイプ」で通知が、「右上から下にスワイプ」でクイック設定が表示できる。アウトディスプレーの解像度は682×422ドットだが、細かい文字もしっかりと読めた。
アウトディスプレーへのアプリの追加は設定から「サブディスプレイ」→「サブディスプレイアプリ」と開いて設定に進む。標準で表示されている12個のアプリアイコンが並ぶが、これらはnubia Flip 2のアウトディスプレーでの動作が保証されている。表示が不要ならばアイコンの右上の「-」をタップして消すことできる。
また、下にスクロールしていくと「体験アプリ」という項目があり、ここをタップするとnubia Flip 2にインストールされているすべてのアプリが表示される。アプリアイコン右上の「+」をタップすれば、アウトディスプレーのアプリ画面の下にアイコンが追加される。
追加したアプリを使ってみたが、グーグルマップやグーグルフォトなど一通り使うことができた。画面表示は狭いものの、アスペクト比は約15:9なので一昔前のスマートフォンのメインディスプレーのような感覚で使うことができる。
アウトディスプレーではもちろん文字入力も可能だ。電話アプリを起動すればテンキーが表示され数字を入力できる。ブラウザーでも文字入力ができた。QWERTYキーボードも表示できるがキーサイズが小さくなるため、フリック入力の方が実用的だ。
アウトディスプレーでアプリを使っていて、意外と便利だったのが動画の再生だ。YouTubeアプリを起動して動画を全画面表示すれば、小さいながらも横表示で再生できる。混雑している電車の中で、ヘッドフォンをしながらこの画面で動画を見るのも悪くない。
縦動画なら本体を横向きにせず再生できる。こちらも指先で上下に動画を次々と切り替えていくと、画面の小ささが気にならないくらい楽しめる。
カメラを起動すれば5000万画素の高画質カメラで自撮りもできるし、nubia Flip 2のアウトディスプレーは実用性が非常に高かった。