西日本旅客鉄道(JR西日本)は2月19日、「モバイルICOCA」および「Apple PayのICOCA」(以下、モバイル版ICOCA)で、中学・高校生用通学定期券の購入に対応すると発表した。サービス開始は3月15日を予定している。
モバイル版ICOCAでは、定期券の購入から実際の利用まで、すべてスマートフォン上で完結。従来のカード型ICOCAのように、新規購入や更新の度に駅へ出向く必要がないのは、学生本人や保護者にとって大きなメリットだ。
また、iPhoneやApple Watchで利用する場合は、既存のカード型ICOCA定期券の情報を取り込み、モバイル化することもできる。
定期券の決済方法は、本人名義の決済用カードを使用する方法と、保護者等による代理決済の2つを用意。代理決済は保護者等が決済用カード情報を入力すると、定期券を買えるようになる仕組みだ。
一方、チャージに関しては本人名義のクレジットカードか、駅の券売機、一部ATM等での現金チャージにのみ対応。代理決済は利用できない。
一連の機能は、3月15日公開予定の最新版「ICOCAアプリ」をインストールすることで利用可能だ。
なお、モバイル版ICOCAは13歳以上が対象のサービスのため、12歳の中学1年生は利用できない。中学生=モバイルICOCA対応というわけではないので注意したい。