MacBookの画面をそのまま操作できる「O+ Connect」
Find N5はOPPOが開発した「O+ Connect」機能を搭載している。この機能はiPhoneとAirDrop風にファイルの共有が可能であり、これは日本でも販売中の「Find X8」でも利用できる。さらにFind N5はMacOS搭載PCとの連携が可能だ。
今回は香港で開催されたOPPOのFind N5説明会で簡単にデモされたFind N5とMacBookの連携機能を紹介する。利用するにはMac側にもO+ Connectアプリのインストールが必要だ。まずは、Find N5の画面をMac側に表示し、フォルダを開いてファイルの相互転送がドラッグ&ドロップで可能。ファイル転送をMacとFind N5間で簡単にできるのだ。
ほかには、Find N5からMacのリモートコントロールが可能だ。この機能を使うとFind N5の画面内にMacのデスクトップがそのまま表示され、画面タッチでリモートデスクトップの操作もできる。なお、Find N5とMacの接続はローカルネットワークで行なわれた。
Find N5をL字にたためば上半分側が画面表示となり、下部側にキーボードを表示するモードも利用できる。Find N5を超小型のMacBookのように使えるのである。
ローカルネットワークで接続されているためか画面タッチやキーボード操作もレスポンスは悪くなかった。Find N5のキーボードを指先で入力してみたが、同じアップル製品のような快適な操作感を味わうことができた。
ハッセルブラッド協業のカメラを搭載
カメラは前述したように5000万画素の広角と3倍望遠、800万画素超広角を搭載する。ハッセルブラッドのカラープロファイルなどはFind X8に準ずるので、同モデルのレビュー記事を参照してほしい(OPPO Find X8の「XPAN」モードで写真撮影にこだわるようになった)。
個人的には超広角も5000万画素にしてほしかったと思う。
メインディスプレーでカメラを起動すると、大型のプレビュー画面が見やすく写真撮影をより楽しむことができるだろう。モード切替などは左側に並ぶため本体を両手で持って使うのがよさそうだ。写真モードでは最大120倍までのデジタル望遠に対応する。
前述したようにメインディスプレーで撮影中、アウトディスプレーも表示させることでメインカメラでの画像をリアルタイムにプレビューできる。下の写真のようにメインカメラを使って自撮りすることもラクにできるし、人を撮影しているときに被写体の人が自分の姿を見ながらポージングすることもできるわけだ。
フレックススタイルでのカメラ撮影は三脚不要で写真撮影が可能。折りたたみスマートフォンの大きなアドバンテージでもある。
以下は簡単な作例だ。ガラス越しのため若干写り込みがあることをお断りしておく。
【まとめ】「スマホ」としても高性能な新世代の折りたたみモデル
Find N5は閉じた状態では普通のスマートフォンとサイズは変わらず、必要なときは8.16型の大きなディスプレーを利用できる。また、カメラも高画質でありメイン利用にも問題ない。さらにアップル製品ユーザーにとってはO+ Connectで連携も自在にできる。Macユーザーがサブスマートフォンに使うというのも十分アリかもしれない。ぜひ、日本でも使ってみたいスマートフォンだ。