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「Xiaomi 15 Ultra」に触ってわかったカメラ好きの琴線をくすぐるポイント (1/2)

文●ちえほん 編集●ASCII

2025年03月03日 18時00分

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 シャオミは、スペイン・バルセロナでグローバル向けの新製品発表会を開催。ライカとコラボした高性能カメラを搭載した「Xiaomi 15シリーズ」を発表しました。

 今回は、現地のタッチ&トライで「Xiaomi 15 Ultra」と「Xiaomi 15」の実機に触れる機会を得たので、さっそくチェックしていきます。

シャオミの最上位フラッグシップモデル「Xiaomi 15 Ultra」

 「Xiaomi 15 Ultra」は、ライカコラボのクアッドカメラを備えるシャオミの最上位フラッグシップモデルです。価格は、1499ユーロ(日本円で約23万4000円)です。

 SoCには、クアルコムの最新チップSnapdragon 8 Eliteを搭載。大型6.73型有機ELディスプレー(3200×1440ドット)、1~120Hzの可変リフレッシュレート、ピーク輝度は3200ニトとなっています。

 背面には、大きな円形のカメラモジュールを搭載。カメラは、5000万画素の広角、5000万画素の超広角、5000万画素の望遠、2億画素のペリスコープ望遠を備えています。目を引く大胆なデザインで、カメラ好きにはたまらない仕上がりとなっています。

 カラーは、マット仕上げでサラサラとした触り心地のブラックとホワイトに加え、ライカのクラシックカメラを彷彿とさせるツートンカラーのシルバークロームの合計3色展開。シルバークロームには、ガラス素材とヴィーガンレザーが採用されており、より高級感を感じました。

 側面には、高級感漂うアルミフレームを採用。背面側の縁がわずかに湾曲しており、握りやすさがアップしています。本体サイズと重さは、約75.3×161.3×9.35mm/約226g(ブラック・ホワイト)、約75.3×161.3×9.48mm/約229g(シルバークローム)です。

 バッテリー容量は大容量の5410mAhで、最大90Wの急速充電や最大80Wのワイヤレス充電にも対応しています。

 生体認証は顔・指紋認証どちらにも対応。指紋認証は、ついに超音波式を採用。これまでの光学式よりも、高精度かつ高セキュリティーを実現しています。このほかに、ステレオスピーカーやIP68の防水防塵対応など、欲しい仕様も揃った1台です。

さらなる進化を遂げたカメラ性能!
注目は1/1.4インチセンサーの2億画素望遠

 前述の通り、「Xiaomi 15 Ultra」はライカコラボのクアッドカメラを備えています。引き続き、Leica Summiluxレンズを採用。メインの広角カメラには、ソニー製1インチセンサー「LYT-900」を採用しています。残念ながら物理可変絞りは廃止となりましたが、代わりに望遠が大幅強化されました。

 1/1.4インチと、メインカメラ級の大型センサーを採用した2億画素の光学4.3倍望遠レンズは、夜景撮影もより綺麗に撮れるとのこと。会場で試した範囲ではありますが、解像感が高く、条件の悪い環境でも綺麗に撮れていました。

 また、光学3倍の望遠はテレマクロ撮影にも対応。最大10cmまで寄って撮影できるため、表現の幅が広がります。高画素の超広角も備えており、1台で幅広いシーンをカバーすることができるのが魅力的です。

カメラ体験をグッと引き上げてくれる神アイテム
「フォトグラフィーキット」も進化

 Xiaomi 15 Ultraに装着することで、よりカメラ体験が向上する「フォトグラフィーキット」。本体に専用のケースを装着し、グリップを後からドッキングさせることが可能。合体させると外観はスマホというよりもカメラになり、とても格好良いです。

 もちろん、見た目だけではなく、機能・仕様も充実しています。グリップ部分には、USB Type-Cコネクターを搭載しており、装着したまま充電も可能です。また、グリップ部分には2000mAhのバッテリーが内蔵されているため、本体に充電することができます。

 また、グリップ上部にはシャッターボタンやダイヤル、ズームレバー、録画ボタンを搭載。ダイヤルはシャッター速度、露出などを細かく設定できます。

 さらに、新型「フォトグラフィーキット」はシャッターボタンの付け替えが可能で、取り外し可能な親指レストも付属。今まで以上にカメラライクで使えるようになっています。

ファストショットモードのUIも強化。細部まで作り込まれており、よりライカ感が増している

 また、専用ケースを付ければ、別途67mmのカメラ用フィルターを装着することが可能。レンズフィルターを変えて、本格的な撮影ができるのも魅力です。

 ちなみに、展示機にて技適マークも確認できており、日本発売にも期待が高まります。

 タッチ&トライで「Xiaomi 15 Ultra」に触れることができた時間はわずかでしたが、ワクワクが止まらないと感じた1台でした。

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