2月のiPhone 16eに続いて、3月4~5日の2日間、アップルから4つの新製品が発表されました。リアルタイムで追っかけきれてない人も多いと思うので、どんな製品なのか、何が変わったのかサクッとわかるようにまとめました!
ちなみに4製品ともすでに予約受付を開始しており、発売日は3月12日(水)です。
アップルから発表された3月新製品
【アップル新製品その1 無印iPad】
CPUは2世代新しく&一番安価なモデルでも128GBになり、価格は5万8800円のまま
まずは数的には一番売れそうな、無印のiPad。
前モデルの第10世代は2022年10月の登場で、そのタイミングでデザインが刷新。本体上部にTouch ID搭載の電源ボタン、画面は10.9型、端子はUSB-C、そしてカラフルな4色になりました。新モデルもこれらの特徴はそのままにCPUが新しくなっています。
●進化した点
・CPUがA14からA16に A16はiPhone 14 Proや15にも搭載
・最も安価なモデルが64GB→128GBに でも価格は変わらず(5万8800円)
・512GBモデルが追加
・メモリも4GB→6GBになったっぽい
●変わらない点
・そのほかのほとんどの部分(画面サイズは10.9インチ)
・カラバリも第10世代と同じ4色(シルバー、ブルー、ピンク、イエロー)
・Apple Intelligenceには非対応
・Apple Pencilは第1世代か(USB-C)に対応
CPUの性能がアップしたのはもちろんですが、注目は2番目の項目。一番安いモデルでもストレージが倍になって、価格は同じ。これはうれしいです。
Apple Intelligence非対応は残念ですが、どのくらいのメリットがあるかは……? いずれにせよ、本機が価格優先のモデルであることは確かなのでしょう。とは言え、これは売れそうです(でも新色は欲しかったかなー)。
【アップル新製品その2 iPad Air】
CPUがM3に進化 Magic Keyboardも新型に
iPad Airも新型が登場。CPUがM2→M3になり、M1搭載モデルと比較すれば最大2倍、A14 Bionic搭載の2020年モデルと比較すると最大3.5倍高速になるとのこと。ただし、本体の進化点はほぼそのくらいです。11インチと13インチの2サイズで、価格は9万8800円と12万8800円から。
●進化した点
・CPUがM2からM3に Apple Intelligenceがさらに快適に
・Magic Keyboardが新型になってファンクションキー列追加
●変わらない点
・そのほかのほとんどの部分(11インチと13インチと2サイズ)
・カラバリも同じ(ブルー、パープル、スターライト、スペースグレイ)
大きな変化はないので、語ることは少ないのですが、機能的には引き続き充実しているので、iPadでは物足りないけど、iPad Proほどの性能は必要としない人には買いな製品かと。
【アップル新製品その3 MacBook Air】
CPUがM4に 新色のスカイブルーが美しい!
こちらもCPU中心のリニューアル。従来モデルのM3がM4になり、処理性能アップに加えて、ディスプレイ接続時の機能も強化。新色のスカイブルーも話題になりそうです。
●進化した点
・CPUがM3からM4に 性能はもちろんアップ
・標準は16GBメモリで、32GBのオプションも登場
・内蔵ディスプレイ+外部ディスプレイ×2台の3画面出力が可に
(M1/M2は内部1+外部1、M3は内部1+外部1か外部2の選択)
・フロントカメラが1080p→12メガに進化
被写体を常に中央に捉えるセンターフレームカメラに対応
・新色の」スカイブルーが追加
●変わらない点
・13インチと15インチの2モデル構成である点
・セルラーモデルは今回も登場しなかった
・価格は16万4800円からは従来と同じ
MacBook AirもCPUが1世代新しくなっただけではありますが、処理性能以外の機能面でさまざまに影響が及んでいます。
まずメモリは、すでに昨秋に最小容量(標準仕様)が16GBになっていますが、オプションでは、従来の最大の24GBに加えて、新たに32GBの選択が可能になってます。
続いてディスプレイの接続。M3モデルで外部ディスプレイが2台接続できるように進化したのですが、それはあくまで本体を閉じたときのみ。一方で、M4モデルでは内蔵+外部2台の3画面出力が可能になっています。
そして新色のスカイブルーは、これまでのMacBookにはなかった色で無茶苦茶欲しい!
【アップル新製品その4 Mac Studio】
M3 Ultraモデルは512GBメモリーに16TB SSDも可! まさに異次元
プロ用小型デスクトップのMac StudioもCPUが従来のM2 Max/M2 Ultraから、M4 Max/M3 Ultraに進化。なかでも、M3 Ultraモデルはまさに異次元の性能です。
●進化した点
・CPUがM4 MaxかM3 Ultraに
・Thunderbolt 5搭載
ここからはM3 Ultraモデルの進化点
・32コアCPU/80コアGPUの上位CPU(標準は28コア/60コア)
・最大512GBメモリ/16TB SSDの選択が可
・最大8台の外部ディスプレイ接続(6K×8台または8K×4台)
ちなみにM3 Ultraモデルをフルスペックにすると、価格は220万超え。でも、プロ用モデルで価格を云々言うのは……ですよね。