アップルが開発中の折りたたみiPad Proのプロトタイプには、ディスプレー内蔵型のFace IDが搭載されているという。中国のSNS微博(weibo)のリーカーDigital Chat Station氏が3月10日に伝えた。
同氏によると、アップルの開発機の1つは18.8インチの折りたたみスクリーンを搭載し、「金属製の超構造レンズ」によってFace IDの受信機と送信機の部品を統合し、ディスプレー内蔵型の顔認証を実現している。
ディスプレーサプライチェーンコンサルタント(DSCC)によれば、アップルは有機ELディスプレーを搭載した18.8インチの折りたたみiPad Proを2027年に発売する計画があるという。
このほか、アップル関連の著名アナリストのミンチー・クオ氏も、LGが2025年第4四半期に18.8インチまたは20.2インチの折りたたみスクリーンを持つMacBook向けディスプレーパネルの量産を開始することを目指していると伝えている。
さらには米メディアBloombergのMark Gurman記者も開発中の折りたたみiPadについて言及しており、「巨大な」タブレットが2028年にローンチされるとしている。同記者によれば、アップルは折りたたみデバイスにしわができないよう、単一のガラス片のように見せたいと考えているという。
なお、アップルは折りたたみiPhoneも2026年後半リリースに向けて開発しているが、こちらはサイドボタンに統合されたTouch IDを搭載する見込みだという。