最上級のさらに上を体験できる
ゲーマーもそうじゃない人も満足できる「ROG Phone 9 Pro」
ASUSの「ROG Phone 9」シリーズは、ベーシックモデルのROG Phone 9、最上級グレードのROG Phone 9 Pro、ROG Phone 9をベースにメモリー/ストレージを増強し、さらにケースや外付けクーラーなどが付属するROG Phone 9 Pro Editionの3つがラインナップされています。
価格はROG Phone 9が15万9800円、ROG Phone 9 Proが18万9800円、ROG Phone 9 Pro Editionが23万9800円。なお、ROG Phone 9 ProはKDDIの「au +1 collection」専売です。
本体はゲーマーに愛されるようなデザインが特徴です。オールブラックで統一され、光沢仕上げとマット仕上げを組み合わせることで、サイバーな雰囲気を醸し出しています(ROG Phone 9にはホワイトあり)。特にマット仕上げの部分は指紋が付きにくく、滑らかな手触りです。
背面パネルには648個ものミニLEDが内蔵され、アニメーション表示だけでなく、簡単なゲームも遊べるようになっています。
ROG Phone 9 Proのスペックを紹介すると、ディスプレーが6.78型(2400×1080ドット)の有機EL。リフレッシュレートはゲームモード使用時に最大185Hzに設定可能です。CPUは最新最速のSnapdragon 8 Elite、メモリーは16GB、ストレージは512GBを搭載しています。
そして、バッテリーは5800mAh、IP68の防水防塵に対応するので、場所を選ばずにゲームが遊べる。そんなゲーミングスマホです。
メリット1 ゲームのための機能が豊富
ROG Phone 9 Proの大きな特徴の一つが、AIを活用したゲーミング機能です。代表的な機能を紹介します。
●X Sense 3.0 AIによる画像認識を用いたゲームプレイ補助機能です。アイテムの自動収集に加え、ゲーム内キャラクターのスキルを自動で向上させる新機能が搭載され、より戦略的なゲームプレイをサポートしてくれます。
●X Capture 2.0 こちらもAIによる画像認識を利用した自動画面録画機能です。勝利の瞬間やレアなアイテムを獲得した場面などを自動で録画してくれます。
●AI Grabber 2.0 ゲーム内に表示されたテキストをAIが認識し、攻略情報の検索や日本語翻訳が簡単にできます。多言語のゲームもストレスなく楽しめそうです。
●AIノイズキャンセリング 機械学習を用いたノイズキャンセル機能により、ボイスチャット時の不要なノイズを除去してくれます。
さらに専用の冷却機構と、外付けクーラーの「AeroActive Cooler X Pro」と組み合わせることで驚異的に端末を冷やします。CPUの発熱でパフォーマンスを落とすことなく、AIで快適にゲームを遊べます。
メリット2 トリガーボタンのおかげで操作性が高い
背面ディスプレーでもゲームができる
まるでゲーム機のような操作性を実現するのが、ROG Phoneシリーズの大きな魅力である「AirTrigger」です。ゲーム機のコントローラーで言うところの「LRボタン」のような働きのタッチボタンで、超音波センサーで素早い反応をしてくれます。
AirTriggerはさまざまな機能を割り当てられるので、多彩な操作方法に対応し、使いこなせばゲームで有利に立ち回れるようになります。とくに対戦シューティングゲームで使うと便利です。
そしてもう1つ、背面パネルでゲームができる「AniMe Play」も見逃せません。これは背面のLEDを使ってクラシカルなゲームが遊べるもので、今のところタイトルは「疾走ランナー」「スネークゲーム」「エアロインベーダー」「ブロック崩し」の4つ。操作がAirTriggerを使います。短時間の移動中など、サクっと遊べるのはいいですね。
メリット3 圧倒的すぎる性能、Antutu295万越え!
最新のCPU「Snapdragon 8 Elite」は、ほかのハイエンドモデルだと定番ベンチマークソフト「Antutu Benchmark」で約220~250万点の数字が出ます。しかし、ROG Phone 9 Proだと295万超えの数字が出ました。この数字がスゴイのかどうかというと、たとえば原神なら150万点くらいあれば十分快適に遊べる、と言えばわかってもらえるでしょうか。
ゲーミングスマホといえど、普段使いをすると思います。その普段使いで、なんら困ることはありません。そのうえ、防水防塵におサイフケータイにも対応しますから、言うことはありません。
ゲームをやらなくても、超高性能なスマホが欲しいという人にもオススメです。
購入時の注意ポイント
外付けクーラーがないとアチアチになる
外付けクーラーをつけずに原神を2時間ほど連続でプレイしましたが、かなり本体が熱を持ちました。ただ、2時間くらいではビクともしないのか、本体がかなりアチアチになっているのにパフォーマンスの低下は見られませんでした。
また、外付けクーラーをつけると、わかりやすく本体が冷却されますが、そのぶん重くなるので手首が疲れてしまうという点もあり、痛し痒しです。
機能が多すぎる
スゲェスマホなので、ゲーミング機能だけでもいくつあるのかわからないくらいあるうえ、普段使いでもAI機能などが豊富に用意されています。ありすぎて、何がどんな機能だったかを忘れてしまい、使いこなせません。逆に言えば、できないことはほとんどないということですし、しっかり使いこなせば、まさに究極のスマホになるのです。