このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー

温度で背面の色が変わるスマホ「realme 14 Pro+ 5G」を冷水に浸けてみた (1/2)

文●山根康宏 編集●ASCII

2025年05月03日 12時00分

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温度で色変するスマホ

 realmeのデザインスマートフォン「realme 14 Pro+ 5G」は美しい背面テクスチャを施したファッショナブルな製品だ。しかも特殊な仕上げにより、温度に応じて背面の色が変わるという。曲面を多用した美しいフォルムなど、スタイルに特化したこのスマートフォンを見てみよう。

良デザインのミドルハイモデル

 realme 14 Pro+ 5Gは、SoCにSnapdragon 7s Gen 3を搭載するミドルハイモデル。主に新興国で販売され、インドではメモリー8GB、ストレージ128GBの構成で2万9999ルピー、約5万2000円で販売されている。ディスプレーは6.83型で解像度は2800×1272ドット、リフレッシュレートは120Hz、輝度は1500ニトとなっている。

 ディスプレー全体は、コーニングの中低価格端末向けの強化ガラス、Gorilla Glass 7iでカバーされている。

5万円台のミドルハイレンジモデル

 カメラはハヤりの円形台座上に3つを搭載。広角が5000万画素、超広角が800万画素、3倍望遠が5000万画素となっている。フロントカメラは3200万画素だ。本体のカラバリはPearl White、Suede Gray、Bikaner Purpleの3色だが、今回レビューするPearl Whiteモデルが色変機能を持っている。

色の変わるPearl Whiteモデル

 ディスプレーはフラット型だがエッジ部分はやや丸みを持たせている。また、背面側も側面はより丸みを帯びたデザインにしていることで、握ってみると手のひらにフィットして持ちやすいと感じた。バッテリーは6000mAhで80Wの急速充電にも対応している。本体サイズは約77.3×163.5×8.0mmで重さは194g。

角を丸めた断面形状

 OSはAndroid 15をベースにした自社開発のrealme UI 6.0を採用。同じグループ企業のOPPOのColorOSと全体的な雰囲気は同じだが、realme UIはカスタマイズの項目が増えていたり、データ保護機能やプライベートスペースの提供などがより強化されている。凝ったエフェクトなどもなく、ミドルクラスのチップセット上でも軽快に動作する。

OSはrealme UI 6.0

 AnTuTu(10.4.5)でベンチマークを測定したところスコアは828191をマークした。ちなみに同じチップセットを搭載するスマートフォンはNothingの「Nothing Phone (3a)」などがある。

AnTuTuのスコア

温度が下がるにつれて背面の色が変わる

 Pearl Whiteモデルの背面は北欧のデザインスタジオ「Valeur Designers」と協業して仕上げられた。天然貝殻パウダーも使用されており、波をイメージしたデザインも美しい。そして世界初のフュージョンサーモクロミック繊維混合顔料を使うことで、気温が16度以下になると色が変わる。

パールと波をイメージした背面デザイン

 実際に背面に氷を置いたところ、氷の当たっている部分が青く変色しているのがわかる。氷の表面が触れていない部分は16度以下になっていないため色が変わらない。

氷を乗せると色が変わる

氷が接触していた部分だけが変色している

 部分的では色の変わり具合がわかりにくいので、約10度の水に本体を浸けてみた。するとすぐに背面テクスチャの間に青い色が浮かび上がる。

冷水に浸す

全体に青い色が出てきた

 テストした環境は室内が20度くらいあったため、冷水から引き出すとすぐに青い色が退色してしまうが、寒冷地などで使う場合は室内から屋外に出ると色が変わる様がすぐに楽しめる。ケースを交換しなくてもスマートフォンの色が日常的に変わる様は見ていて面白い。今後はより複雑なデザインや多色の色変わりといった機能に進化させてほしいものだ。

気温や室温で色が変わるのは面白い

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