軽さと薄さに驚き! カメラ性能も十分
Galaxy S25 Edgeを実際に手に持ってみると、薄さもさることながら軽さにも驚きを覚える。重量だけで見ればたとえば「iPhone 16」は170gだが、画面サイズは6.1型と小さい。Galaxy S25 Edgeは画面が大きいにもかかわらず、薄く、そして軽量なのだ。全体のレスポンスはもちろん高速だ。
今回試用した時間は30分程度だったが、片手で持った時も重さをそれほど感じられなかった。これだけ軽いと、映画など長時間の動画視聴時も快適だろう。シャツの胸ポケットへの納まりも良く、軽さと薄さのメリットをあらためて感じさせられた。
もちろんGalaxy AIをはじめ、グーグルのGemini LiveなどAI機能も充実している。Galaxy S25シリーズの製品だけに、性能面で不満がでることはほぼないだろう。一方、若干不安に感じるのは3900mAhのバッテリー容量だ。AI機能を多用するとバッテリーの減りは早いだろうから、モバイルバッテリーの併用は必須になりそうだ。とはいえ「薄くて軽いスタイリッシュデザインのスマートフォン」として使うのであれば、その点は多少目をつぶることもできるかもしれない。
カメラは2眼仕様であり、カメラアプリのUI構成もシンプルだ。カメラアプリを起動すると倍率は「0.6」「1」「2」の3つだけとシンプル。0.6倍をタップすると、その上に「4」「10」のデジタル望遠の数字も表れる。高倍率望遠はないものの、Galaxy S25 Edgeの製品コンセプトを考えると2倍や4倍程度の望遠が使えれば十分だろうか。
写真加工のAI機能もほかのGalaxy S25シリーズと変わらない。不要オブジェクトの削除もストレスなくできる。
ストア内から屋外に向けてカメラを使ってみた。0.6倍はほかのGalaxyシリーズと同等の性能、1倍の2億画素カメラは標準では1200万画素相当での撮影となる。
ほぼ一緒! Galaxy S25+とのサイズ比較
Galaxy S25 Edgeの画面サイズは「Galaxy S25+」と同じ6.7型だ。ディスプレイの形状はGalaxy S25 Edgeのほうがよりスクエアなデザインになっている。本体サイズもGalaxy S25+は約75.8×158.4×7.3mmであり、Galaxy S25 Edgeの縦横サイズとほぼ同等。ただし重量は190gと重い。
両者を手に持ってみると外周サイズが同等でありながら、0.5mmの厚さと27gの重量差はかなりの違いを感じられる。写真で見る以上に両者の体感的なサイズ差は大きいと感じられる。
一方、Galaxy S25+は1000万画素の3倍望遠カメラを持っており、写真や動画の撮影シーンはより広がっている。同じ画面サイズでもGalaxy S25 Edgeは「薄さと軽さ」、Galaxy S25+は「望遠カメラ搭載モデル」と異なる方向性を持った製品なのだ。
フラッグシップモデルの幅を広げる戦略的な製品
Galaxy S25 Edgeの登場でGalaxy S25シリーズは4モデル構成となった。各社のフラッグシップラインの製品は機能を重視したモデルを揃えているが、サムスンは新たにデザイン性で差別化を図るモデルを投入し新たなユーザーを引き付けようと考えている。
秋にはアップルからスリムサイズのiPhoneの登場も噂されており、2025年は超薄型スマートフォンがトレンドになりそうだ。