トランプ米大統領は、15日（現地時間）のビジネスリーダーとのラウンドテーブル後の会見で、米国への製造業の回帰・工場建設の進展状況をアピール。その中で、前日の14日にアップルCEOのティム・クック氏と会談したことを紹介。中国で生産をしてきたiPhoneについて、生産拠点の移転をインドに進めるのではなく、米国内に工場を建設すべきだと伝えたと語った。

　会見内でトランプ米大統領は、インドについて「世界で最も関税が高い国の1つで、（米企業が）インドで製品を売るのは難しい」と主張する。また、ティム・クック氏との会見では「中国で工場を建設してきたことには何年も我慢してきた。（アップルが）インドに工場を建設することには関心がない。今度はアメリカに工場を建てるべきだ」と告げたという。アップルはすでに米国への5000億ドル規模の投資を表明しているが、その規模を拡大することで、さらに素晴らしいことになるだろうとした。