NTTドコモは、ドコモ絵文字の提供を2025年6月下旬以降に発売する機種で終了すると発表した。
夏モデル以降のドコモスマートフォンに搭載されず
Galaxyシリーズではアップデートで利用不可に
Galaxyシリーズ以外のドコモAndroidスマホ/ケータイについては、2025年6月下旬以降の製品には搭載されず、ドコモ絵文字は利用できなくなる(Googleが提供する「Noto Color Emoji」を利用する)。既存製品では引き続き利用可能。
Galaxyシリーズについても基本は同様だが、既存製品についても2025年10月以降に提供するソフトウェアアップデートで利用不可になる。具体的な製品や利用不可になる時期については、あらためてアナウンスがある予定。
ドコモ絵文字は、1999年にiモードとともに当初は176種類で登場した、今や世界中に広がる「Emoji」の元祖的な存在として名高いものを起源に持つ。単色のシンプルなデザインでありながら、さまざまな感情を伝えることが可能で、ケータイ時代には大変優れたデザインであったことは間違いない。
ただ、スマホ時代以降、大幅に絵文字が増加。またデザインもカラフルかつ高精細に進化した結果、ドコモスマートフォンではドコモ絵文字と新しい絵文字が混在して、「見た目のバランスが悪い」「ダークモードでは見にくい」「せめてユーザーが選択できるようにならないか」といった意見がSNSを中心に多く見られた。

ドコモのAndroidスマートフォンにおける「ドコモ絵文字」の問題点は、画面のように異なるデザインの絵文字が混在して、しかもユーザーは「ドコモ絵文字を含む絵文字を使う」か「新しい絵文字のみを使う」を選択できなかった点。今後は新しい絵文字のみになる