3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のPort Royalは11474、Time Spyは17043、Fire Strikeは39022、Wild Lifeは96630、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは46466(非常に快適)、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは22079(非常に快適)となった。
「3DMark」の平均スコアで比較すると、「ROG Strix G16 G614FR」は5090搭載機の82%相当、5080搭載機の93%相当の値を記録したことになる。価格差を考えると、5070Ti搭載機のコスパは高い。

「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは46466(非常に快適)、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは22079(非常に快適)
AI処理性能を計測する「Procyon」のAI Computer Vision Benchmarkは1307となった。下記グラフに掲載されているROG Zephyrus G14のスコアは、GeForce RTX 5070 TiではなくRyzen AI 9 HX 370のNPU「AMD Ryzen AI」で計測したものだ。
ROG Strix G16が採用したRyzen 9 9955HX3DにはNPUは搭載されていない。ディスクリートGPUを利用できるとはいえ、AI処理時の消費電力が大きいことはROG Strix G16のウィークポイントとなる。
ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「MTFDKBA1T0QGN-1BN1AABGA」を搭載しており、「CrystalDiskMark 8」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は7265MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は6154MB/sとなった。
本製品はふたつのストレージスロットのうち、1基がPCIe Gen5 x4接続に対応している。将来的により高速なSSDにアップグレードできることは本製品の大きなアドバンテージだ。

ストレージはPCIe Gen4 x4接続SSD「MTFDKBA1T0QGN-1BN1AABGA」を搭載。「CrystalDiskMark 8」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は7265MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は6154MB/s
バッテリー駆動時間については、「Armoury Crate」のオペレーティングモードを「バランス」、GPUモードを「エコモード」、ディスプレー輝度を40%に設定して「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ7時間30分駆動した。GPUモードを切り替えるには再起動が必要だが、エコモードであればモバイル用途にも活用できるわけだ。

「Armoury Crate」のオペレーティングモードを「バランス」、GPUモードを「エコモード」、ディスプレー輝度を40%に設定して「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行した際は7時間30分動作した
「ROG Strix G16 G614FR」は
快適なゲーム体験とクリエイティブ作業環境を求めるユーザーにオススメ
「ROG Strix G16 G614FR」は、比較的手頃な価格帯ながら、最新の「AMD Ryzen 9 9955HX3D」と「NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti」を搭載した高性能な16型ゲーミングノートPCだ。
32GBの高速メモリーと1TBのSSDを標準搭載。ハイリフレッシュレート対応のディスプレーは100% DCI-P3の色域を備えており、ゲームだけでなくクリエイティブワークにも十分な余裕あるスペックを備えている。最大64GBのメモリーを搭載し、PCIe Gen5 x4接続SSDにアップグレードできるのもポイントが高い。
快適なゲーム体験とクリエイティブ作業環境を求めるユーザーに、「ROG Strix G16 G614FR」は強くオススメできる1台だ。