頑丈なのにカワイイスマホの「AQUOS wish5」
IPX9対応の防水性能が自慢 デモでは高圧の水流が浴びせられる
続いて、大画面の使いやすさと、頑丈なのにかわいいデザインで、ヒット製品になったエントリー機「AQUOS wish4」の後継機である「AQUOS wish5」。こちらもAQUOS R10と同じく、順当な進化と言える。
まずは頑丈さのさらなるアップ。MIL規格18項目のテストをクリアする耐久性やハンドソープ洗浄/アルコール除菌拭き取り対応に、「IPX9」の防水性能が加わった。
多くの防水対応スマホでは「IPX8」までなのに対し、IPX9では近距離からの高温高圧の水流での浸入に耐える必要がある。というわけで、発表会ではケース内のAQUOS wish5に高圧で水を吹き付けるデモを実施。その派手さに来場者もやや引き気味ですらあったが、もちろん問題なく動作していた。
子供が初めて使うスマホにも良さそう
強化された犯罪対策に滑らかなスクロール
また、実際に使うユーザー層を意識して、犯罪対策にも工夫が加えられている。まず「発動アラート」は、端末を強めに5秒ほど振ることであらかじめ登録していた保護者への番号に発信したり、位置情報をSMSで送信するというもの。スマホはカバンの中に入っていたままでもOKで、5秒継続して振ることが重要なので意図的な操作でないと誤動作はまずないとのこと。
子供向けという意味では、教科書で使われることが多いモリサワのフォント、「UD学参丸ゴシック」を選択可能に。若年層に見慣れた文字でスマホの存在をなじみやすくする。
そのほかのスペックでは、SoCがDimensity 6300になり若干性能アップ。メインメモリーは4GBで変わらないが、仮想メモリーで4GBを拡張可能に。6.6型液晶は120Hz対応になったほか、ディスプレードライバーのチューニングを組み合わせて、指の動きに対する追従性や滑らかなスクロールは、少し前のエントリー機のイメージを覆すようになったと感じられた。
AQUOS R10 | AQUOS wish5 | |
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ディスプレー | 6.5型Pro IGZO OLED (19.5:9)240Hz対応 |
6.6型液晶 (約20:9)120Hz対応 |
画面解像度 | 1080×2340 | 720×1612 |
サイズ | 約75×156×8.9mm | 約76×166×8.8mm |
重量 | 約197g | 約187g |
CPU | Snapdragon 7+ Gen 3 | Dimensity 6300 |
内蔵メモリー | 12GB | 4GB |
内蔵ストレージ | 256/512GB | 128GB |
外部ストレージ | microSD | microSD |
OS | Android 15 | Android 15 |
対応バンド | 5G NR:n1/3/5/7/28/38 /40/41/66/77/78/79 4G LTE:1/2/3/4/5/7/8 /11/12/13/17/18/19 /20/21/28/66 /38/39/40/41/42 W-CDMA:1/2/4/5/8 4バンドGSM |
5G NR:n1/3/7/28/38 /40/41/77/78/79 4G LTE:1/2/3/5/7/8 /12/17/18/19/28 /38/39/40/41 W-CDMA:1/5/8 4バンドGSM |
無線LAN | Wi-Fi 7 | IEEE802.11ac |
カメラ画素数 | 約5030万画素(標準) +約5030万画素(広角) /イン約5030万画素 |
約5010万画素 /イン約800万画素 |
バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh |
FeliCa/NFC | ○/○ | ○/○ |
防水・防塵 | ○/○(IP68) | ○/○(IP69) |
生体認証 | ○(指紋+マスク対応顔) | ○(指紋+マスク対応顔) |
SIM | nanoSIM+eSIM | nanoSIM+eSIM |
USB端子 | Type-C | Type-C |
カラバリ | カシミヤホワイト、チャコールブラック、トレンチベージュ | MISORA、NADESHIKO、WAKABA、YUKI、SUMI |