2025年はライカが「Leica I」を発売してから100周年、ということで世界の6都市で100周年記念イベントが開催されます。6都市での開催はドバイが1月、ミラノが4月、ニューヨークが4月以降、ウェッツラーが6月、上海が7月、東京が10月となっています。
筆者は4月にミラノで行なわれたイベントに行ってきました。
ミラノの100周年イベントは市内のライカストアで開催されました。大きなホールを使うような大規模なイベントではなく、普段から営業している店舗の中に記念モデルなどが展示されていました。ショーケースの中は普段通りのライカ製品が並べられており、よく見るとiPhoneに取り付け可能なLUXグリップも置いてあります(iPhoneをライカカメラスマホにする純正グリップは撮影が楽しくなる)。
ドイツのクラフツマンシップとイタリアンデザインを融合させた「Leica M10 Edition Zagato」も展示されています。2018年発表、限定250台のレアなモデルです。
こちらは100周年記念グッズの一部。手前の木製のものはLeica I型の木製3Dパズル。ペーパー製カメラと色鉛筆は、ファーバーカステル色鉛筆とLeica Mカメラの切り抜き紙のセット。自分で組み立てたペーパーモデルのLeica Mを自由な色で彩るアートワークが楽しめます。
そしてストアの(おそらく)バックヤードを使った暗い空間の中には、100年のライカのモデルを並べたインスタレーションを展示。ライカファンなら自分の使っていたモデルや思い出のある製品を見つけて、長い歴史を振り返ることができます。
ここには100周年記念モデルである「Leica M11 100 Years of Leica "MILAN ITALY"」も展示。コレはイベントが開催される各都市ごとのモデルがそれぞれ100台という限定販売品。東京モデルも登場予定なので、気になりますね。
さて、店舗の横にはラウンジが設けられ、2024年度ライカ・オスカー・バルナック賞を受賞したダヴィデ・モンテレオーネ氏の作品が展示されました。持続可能性と採掘されている鉱物資源の環境への影響に焦点を当てたという作品は、再生可能エネルギーへの移行におけるエネルギー分野の発展と方向性、そしてそれが世界に与える影響について考察しています。
このラウンジではコーヒーを無料でいただけるのですが、スナックとして置いてあったチョコレートにしっかりとライカ100周年のロゴが入っていました。これはこれで記念品になりますね。
東京でのイベントは表参道で開催される予定とのことで、おそらくライカの表参道店で開催されるのでしょう。ライカはシャオミやAQUOS、そしてファーウェイと、スマートフォンメーカーとも深く協業をしています。
カメラ好きな人だけではなく、スマートフォンファンの方々もぜひ東京の100周年イベントに参加してください。