アップルは、今秋に正式版をリリース予定の「iOS 26」を発表。iPhone 11以降で利用できる。

すべてのOSのバージョンが「26」に

新機能・新要素はたくさん！

アップルの各OSのバージョンが「26」で統一
半透明ベースの新しいデザイン「Liquid Glass」が採用

　それぞれにバージョン名を重ねていたiOS／iPadOS／macOS／watchOS／tvOS／visionOSを、年次に合わせて「26」で統一したアップル。デザイン面についてもvisionOSからインスパイアを受けたという半透明ベースの「Liquid Glass」に刷新し、外観的にも大きな変化を遂げた。

Liquid Glassを採用したiOS 26。ホーム画面で半透明なアプリアイコンを使うことも

　Liquid Glassでは下にある表示やコンテンツも透けて見えるだけでなく、周囲の光が反射・屈折するかのように見た目を変えたりと、演出が大きく進化した。対応したアプリアイコンにおいては、ホーム画面でガラスのような表示も可能。カスタマイズの幅もさらに広がっている。

操作中に光の反射の表現を変えたりと演出も細かい

待望のリアルタイム翻訳も通話の翻訳は日本語非対応……
画面表示中の画像の検索も簡単に

　Apple Intelligenceを活用した新機能も数多く追加された。まずは「ライブ翻訳」は「電話」「メッセージ」「FaceTime」に組み込まれて、会話やメッセージをリアルタイムで翻訳。オンデバイスの処理によって、会話内容のプライバシーはもちろん保たれる。

リアルタイム翻訳機能は目玉だが、電話とFaceTimeのライブ翻訳は日本語非対応

　なお、メッセージでは英語やフランス語、ドイツ語、スペイン語のほか、日本語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語、中国語（簡体字）と最初から多くの言語に対応するが、電話やFaceTimeについては日本語は非対応（英、仏、独、スペイン、ポルトガルの各言語対応）。

　また、ビジュアルインテリジェンスも注目機能。これはあらゆるアプリの利用中の画面に表示している画像について検索できるもの。操作はスクリーンショットと同じく「サイドボタン＋音量ボタン」の同時押し。画面内の一部を指定したい場合は軽くなぞればOK。また、その画像についてChatGPTに自然文で質問して、さらに詳しい情報を検索することもできる。

Androidの「かこって検索」に近いビジュアルインテリジェンス。ChatGPTとの連携も可能だ

防犯対策やゲームを統合して管理できる新アプリが登場

　そのほかにも、防犯対策として電話の着信時に相手が名前や要件を伝えてきた後で着信音を鳴らしたり、Apple Musicでは外国語の歌の歌詞の翻訳機能といった機能を追加。また、新アプリの「Apple Games」は、ゲームのポータルサイト的な位置付けで、高評価のゲームの一覧表示や、友人と一緒にプレイする手助けなどをしてくれる。

相手の要件などを聞いてから着信に応じることができる

歌詞の翻訳機能も。直訳のロックとか面白そう!?

　見た目が大きく変わったことに加え、細かいながらも便利そうな機能がたくさん増えたiOS 26。今秋の正式アップデートが楽しみだ。