Puraシリーズならではの高画質なカメラ
カメラは前述したように性能は高い。広角の5000万画素カメラはF1.6、4000万画素超広角カメラはF2.2でマクロ撮影にも対応する。この両カメラはRYYBセンサーを搭載している。そして3.5倍望遠は800万画素、F2.4で最大30倍のデジタル望遠にも対応。3つのカメラいずれもOISに対応する。なお、4つ目のカメラとしてカラー調整をするスペクトルカメラも搭載されている。
以下は画角の比較用の作例だ。広角、超広角カメラは1200万画素相当で撮影される。
ファッション性も高めたボディーやケース
本体カラーは今回レビューしたレザー調・赤と、同じ仕上げで色違いの黄色モデルもある。どちらもカバーを付けずに運用したくなる高デザインなモデルであり、スマートフォンの外観仕上げに新たな風を持ち込んだ仕上げと言える。
背面をガラス仕上げにした一般的なカラーのモデルも白、黒、グレイの3色がある。本体価格はこの3色が12GB+256GB構成で7499元(約15万2000円)から。レザー調モデルは16GB+512GBモデルからとなり8999元(約18万2000円)である。
本体カバーもデザイン性を考えたバリエーションがいくつか販売される。
Pura Xはコンパクトな大きさながらも開いたときのディスプレーの使い勝手は非常に高く、またデザイン性にも優れた唯一無二の存在と言える製品だ。ファーウェイがあえてこの新しいサイズ感のモデルを投入した意義も大きく、折りたたみスマートフォンの新たな形状として今後他社も類似モデルを投入するかもしれない。
今回試用した感想は「一度使ったらやみつきになる」であり、完成度の高いスマートフォンであった。