篠原修司のアップルうわさ情報局

アップル「iPhone 17 Pro」買うのは待つべき? 「iPhone 18 Pro」大幅強化説

文●篠原修司

2025年07月10日 20時00分

 アップルが2026年に発売するiPhone 18 Proシリーズは、ディスプレーサイズを変更しない一方で、2つの新しい技術が取り入れられる予定だという。中国のSNS微博(weibo)の著名リーカーDigital Chat Station氏が6月19日にリークした。

 同氏によると、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxのディスプレーサイズは、それぞれ6.3インチと6.9インチのまま変更されないという。これは現行のiPhone 16 Proシリーズと同じサイズで、今年発売予定のiPhone 17 Proシリーズでも変更されない見込みだ。

 しかし、ディスプレーサイズが同じでも、2つの大きな変更が予定されている。

 ひとつはFace IDがディスプレー下に埋め込まれること。

 もうひとつは、前面ディスプレーからダイナミックアイランドがなくなり、自撮りカメラ用のピンホールのみになるということだ。

 この情報はディスプレー業界アナリストのRoss Young氏や、米メディアThe Informationが以前に報じた内容と一致している。The Informationによると、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxでは、画面の左上角に前面カメラ用のピンホールが配置されるという。

 その他のうわさされている機能として、背面の広角カメラ(4800万画素)に、絞りを調整できる機能が付く可能性がある。

 背面にある広角4800万画素カメラに可変絞り機能が追加され、ユーザーが絞りサイズを手動で制御できるようになる可能性がある。これによりユーザーが自分で絞りの大きさを変えられるようになり、今のf/1.78という固定の絞りよりも、ピントの合う範囲をより自由に調整できるようになるとされている。この情報は著名アナリストのミンチー・クオ氏によるものだ。

 また、台湾メディアDigiTimesによると、アップルはカメラにサムスンの新しい3層積層センサーを導入し、応答性の向上、ノイズ低減、ダイナミックレンジの改善を図る可能性があるという。これはアップルがこれまで使用してきたソニー製センサーからの移行を意味しているかもしれない。

 このほかクオ氏によると、iPhone 18 ProシリーズのRAMは8GBから12GBに増強されるという話も出てきている。このアップグレードにより、Apple Intelligenceとマルチタスキングの性能向上が期待される。

 さらにクオ氏によると、アップルのA20 Proチップは台湾TSMCの最先端2nmプロセス(N2)で製造され、iPhone 17シリーズで使用される予定の3nm A19シリーズと比較して約15%の性能向上と30%の電力効率改善を実現するという。

 こうしたアップグレードのうわさをまとめると、2026年のiPhoneはディスプレー、カメラ、性能のほとんどに大幅な強化があるということになる。もしかしてiPhone 17 Proは待ち、かも?

   

筆者紹介:篠原修司

1983年生まれ。福岡県在住のフリーライター。IT、スマホ、ゲーム、ネットの話題やデマの検証を専門に記事を書いています。
Twitter:@digimaga
ブログ:デジタルマガジン

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