アップルが2019年に発売した72万8800円の高級モニター「Pro Display XDR」の次期モデルには、内蔵カメラが搭載されるようだ。米メディア9to5Macが10月13日に報じた。
同紙によると、同日にリリースされたmacOS 26.1 Tahoe beta 3のコード内に次期モデルの情報があり、次世代Pro Display XDRには「Pro Display XDR Camera(Pro Display XDRカメラ)」と「Pro Display XDR Desk View Camera(Pro Display XDRデスクビューカメラ)」という2つのコード参照が見つかったという。
デスクビューカメラという記述から、この内蔵カメラはCenter Stage(センターステージ)機能と超広角撮影に対応すると考えられている。Center Stageはカメラが自動的に人物にフォーカスし、被写体の数や位置に応じて画角を広角または超広角に調整する機能だ。
その他のハードウェアアップグレードとしては、7K解像度、Thunderbolt 4/5ポート、アップル製シリコンチップの内蔵、高リフレッシュレート、量子ドットフィルムを含むディスプレー技術の改善などが考えられるという。
なお、現行のPro Display XDRにカメラを搭載できなかった理由は、コストというよりも熱管理の問題だったと推測されている。