スマホ自体の性能もかなり高い
コラボモデルなのにお値段も控え目
それでは本体を使ってみよう。realme 15 Pro 5G Game of Thronesはグローバル向けモデルとして登場しており、OSはAndroid 15ベースの「realme UI 6.0」を採用しつつ、グーグルサービス(GMS)も搭載されている。グローバルで5000台の限定販売となっており、東南アジアやインドなどで販売されている。ちなみにインドでの価格は4万4999インドルピー、約7万8000円だ。
realme UI 6.0にはアップルのiOSのDynamic Islandによく似た「Mini Capsule」が搭載されている。フロントカメラ周りにカプセル型の情報ミニウィンドーを表示するもので、充電状況、バッテリー残量、データ通信量、音楽の再生情報、天気など、さまざまな通知や情報を表示する。
また、realme UI 6.0はAI機能も強化されており、SNSの下書きをサポートする「AIマジックコンポーズ」やユーザーのよく使う操作から関連するアプリを即座に提案する「AIスマートフープ」などの機能も搭載されている。
ゲームプレーのための機能も搭載している。Performance Modeはユーザーが「低消費電力」「バランス」「プロゲーマー」から選択し、タッチの反応や画像品質、滑らかさ、発熱・電池消費を自分好みに最適化できる。
Game Toolkitはゲーム中にフレームレートや通信遅延、温度表示を行ない、クイックスタートや4Dバイブレーション機能、録画や分割画面などの便利なツールにワンタッチでアクセスできる統合バーだ。
そしてGame Capturesは、ゲームプレイ中のスクリーンショットや動画、日ごとのプレイ統計を保存・分析し、過去データの振り返りや成績管理、SNS共有が簡単にできる。
本体のベンチマークは、AnTuTuが102万台、GeekBenchはSingle Core 1208、Multi-Coreで3563だった。Snapdragon 7 Gen 4搭載モデルとしては妥当なところだろう。SNSやカメラなど、一般的なスマートフォンの操作でももたつくことはなく、写真のAI加工などもストレスなくできた。
カメラは前述したとおり5000万画素の広角と超広角を搭載、望遠はないものの2倍程度の望遠なら十分な画質が選べる。なお、デジタルでは最大20望遠まで、動画は4K 60fpsまでに対応する。画面上から下へのスワイプでクイック設定メニューが表示できる。
以下は簡単な作例だ。画角の違いの参考にしてほしい。
グローバル向けモデルで増えるコラボ製品
前述したように本製品はグローバル市場で販売されている。この手のコラボ製品は中国向けにさまざまなモデルが販売されているが、最近では中国以外の市場へ投入される製品も増えている。本製品も海外で人気のドラマコラボかつ限定数販売ということで、すでにほとんどの市場で完売となっているようだ。スマートフォン本体の性能も良く、ドラマのファン層が購入して日々楽しく使い続けることができるだろう。
日本では長らく通信キャリアがスマートフォンを販売していたこともあり、キャラクターモデルなどのコラボ商品は売りにくいという土壌があった。しかし、今ではSIMフリーモデルが自由に買える状況だ。
今後はシャオミやOPPOなど、日本に上陸している海外メーカーがコラボレーションモデルを積極的に日本市場へ投入し、多様な選択肢を楽しめる時代になることを期待したい。




































