ファーウェイから独立したHONORも専門店オープン
世界最薄の折りたたみスマートフォンを出すなど、中国メーカーの中でも存在感を高めているHONOR(オナー)。もともとはファーウェイのサブブランドでしたが、2020年に独立。単独メーカーとしての歴史はまだ5年と浅い会社です。そのためか、母国である中国でも大型の店舗はこれまでほぼありませんでした。しかし、9月30日に深センにフラッグシップストアがオープンしました。
深センといえば電脳街で知られる「華強北路」が有名で、スマートフォン各社も店舗を構えています。一方、HONORのフラッグシップストアは深センの南部エリアで、香港から長い陸橋でつながる国境、深セン湾エリアにあります。
深セン湾から地下鉄で2駅の后海駅に直結している巨大なショッピングモール、深セン湾萬象城・MixCにオープンしたのです。
この深セン湾萬象城は、複数の建屋が連なる巨大なショッピングモール。AブロックからDブロックまで、4つのゾーンに分かれています。HONORのフラッグシップストアがあるのはDブロックで、后海駅を通る深セン地下鉄3本のうち、2号線の駅コンコースの改札が直結しています。
開放的な店舗入り口から中を見ると、複数のテーブルにスマートフォンやタブレット、ノートPCなど現行製品が多数展示されています。
発売どころか発表前のモデルがフライング展示!
訪問したのは10月11日でしたが、翌週、15日に発表予定の最新カメラフォン「Magic8 Pro」もフライングで展示されていました。実は最近、中国では正式発表前に実機展示するメーカーが増えているんです。ただし、発表前なのでスペックや価格の表示はありません。ですが、スタッフは「これが最新モデルですよ」と教えてくれました。
世界最薄折りたたみ「Magic V5」も触り放題です。なお最薄モデルはカラバリが白の製品なので、日本から「Galaxy Z Fold7」を持って行って比較する場合は、ほかのカラバリモデルと比べないようにしましょう。
日本に未上陸のHONORの製品の中でもノートPCはなかなか触れない製品です。薄型モデルなど多数の製品を出しています。またHONORとファーウェイのスマートフォンをPC上でシームレスに接続するデモも実演してくれました。Magic V5なら画面を閉じた状態から開いた状態にしても、PCの画面上に表示したMagic V5の画面も同様にアウト画面とメイン画面が切り替わります。
いろいろ見ていたら「こんにちわ」と、日本語のできるスタッフがやってきました。公式に日本語対応スタッフがいるということではなく、スタッフの中に日本語が話せる人がいるということです。もし店舗を訪れたら日本語のできる人がいますか、と英語や中国語で聞いてみてください。
そのほか、店内では周辺機器に加え、サードパーティーのIoT製品なども販売されています。
そして店内奥にはカフェスペースも。テーブルではスマートフォンを買ったお客さんが使い方の説明を受けていました。
2Fはゆったりとしたスペースで、スマートフォンなどここにも製品の展示があるほか、HONORのAI関連のデモも体験できるスペースになっています。
スマホが免税で買える! 免税の申請もスマホから
ところで深セン湾萬象城は免税店となっています。そのため、中に入っているこのHONORストアも免税可能。約9%が戻ってきます。15万円のスマートフォンなら約1万ちょっとが割引になるわけですね。免税もスマートフォンで申請ができるなど、スムーズにできます。
深セン湾萬象城のそばにはシャオミのフラッグシップストアもあるので、両方を訪れるのがいいですね。深センのスマートフォンの新しい訪問スポット、ぜひ行ってみてください。









































