気がついたら一眼カメラとiPhoneのカメラの使用頻度が逆転
「iPhone 17 Pro」を手にして以来、日常的に一番使うカメラとなっている荻窪 圭です。何年か前までは、画像記録として残したいものと撮ってすぐシェアしたいものはiPhoneで、それ以外はミラーレス一眼で撮るって使い分けだったのだけど、いつの間にか基本的にはiPhoneで、たまに訪れるガチで撮りたいシーンや目的を持って撮影するときはミラーレス一眼で、と本職カメラの出番が減ってきてることに自分でも驚いている次第。
以前、iPhone 17 Proの望遠カメラで屋外猫を撮ったので、今回はメインカメラやフロントカメラを中心に室内猫である。
何はともあれ生前のミル。ブラッシングをねだりに来て、床にごろんと転がったところである。こっちに背中を向けて伸びをしたのだけど、顔が向いていたのでよし。
残念ながらミルは亡くなってしまったので(なんと、家に猫がいないなんて30年ぶりかも)、このあとはいつも保護猫シェルターqueueへ。
縦でも横でも撮影できるフロントカメラが優秀
今回のiPhoneで面白いのは、フロントカメラ。なんと、正方形のイメージセンサー(厳密には正方形ではないようだが)が入っており、iPhoneを縦に構えて横位置写真を撮ったりその逆にしたりが自在なのだ。
自分の前にいる猫を撮るべく、こんな風にそっとiPhoneを差し出しても、横位置で写真が撮れるのである。
そして撮れたのがこれ。猫の後ろにいるのがわたし。
膝猫を撮るときとか便利そうでしょ。残念ながらここ数週間膝猫に恵まれてないので撮れてないけど、いずれ撮ってみたい。
ここからは普通にのほほんと猫。こちらの黒猫は「あんこ」。見ての通りわかりやすい名前で、兄弟に薄茶色の「カスター」もいた。カスタードとあんこ。覚えやすすぎてすぐ覚えたのだった。カスターは一足先に里親が決まっていなくなったので、あんこは退屈そうである。ほかの猫と仲良くできるだろうか。
でも人なつこいので、いろんな人になでられてるのだった。
こんな何気ない一瞬をさっと撮るのはやはりスマホが強い。片手でひょいと撮れるからね。
冒頭の写真は銀児。猫ベッドを枕にごろごろしている姿が可愛かったのでトップに。ただ、仲の悪い猫がいて同時に出すと喧嘩をはじめる(マウントのとりあい?)ので、互いにバッティングしないようケージに入れられることもある。猫社会も大変なのだ。
ちなみに、銀児と仲が悪いのはこのチャトラのハチワレで名前は明石。とても立派な身体を持っててすごく重そう。なんかボスっぽいよね。
そして、人にもほかの猫にも興味なくて、基本的に天井スレスレの高い位置にある猫ハンモックで寝ているのがわさび。天井スレスレという気づかれにくいよい場所を見つけたのだ。
つま先立ちをしても姿が見えない高いところにいるのだが(この写真でも天井が見えてる)、iPhoneを持った手をぐっと上に伸ばせば、このように正面から撮れる。薄くて軽いスマホの良さですな。
ちょっと前までは、そっとカメラとかスマホを近づけると即座にシャーッと威嚇したものだけど、最近はそうでもなくなってきて、ここまで近寄って撮れるようになった。少しはなじんできたのかもしれない。
と、iPhone 17 Proで室内猫を撮ってみたが、今回変わったのは4倍の望遠カメラと、縦横自在なフロントカメラなのだけど、メインカメラも安定のクオリティーで実に良いのである。
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筆者紹介─荻窪 圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/







































