アップルがiOSの開発者向け文書に、「iPhone」のサイドボタンから音声会話アプリを起動するAPIに関する記述を追加したことがわかった。12月に施行予定の「スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律」(スマホ新法)への対応とみられる。
本機能を活用すると、iPhoneでサイドボタンを長押しした際、音声アシスタント「Siri」に代わり、音声ベースの会話機能を提供する別アプリを起動することが可能になる。利用にあたっては、アプリ側に本機能を呼び出す仕組みの実装が必要だ。
展開対象のデバイスはApple Accountの国または地域を日本に設定し、物理的に日本国内にあるiPhone。11月18日現在、対応するiOSのバージョンは公表されていない。
日本では12月18日より、スマートフォン向けOSの開発企業などに「サードパーティーアプリストアへの対応」や「OS機能のアプリ開発者への開放」などを求める「スマホ新法」の施行が予定されており、本件は同法への対応の一環とみられる。






















