ZTE傘下であるnubiaのゲーミングブランド「REDMAGIC」から、空冷機構に加え水冷までも搭載して放熱機能を強化したスマートフォン「REDMAGIC 11 Pro」がグローバル向けに発表された。高性能CPUに7500mAhバッテリーも搭載し、あらゆるゲームに対応できるハイスペックなスマートフォンだ。
Snapdragon 8 Elite Gen 5搭載の高性能モデル
REDMAGIC 11 ProはチップセットにクアルコムのSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載したREDMAGICシリーズの最上位モデルである。メモリーはLPDDR5T、12/16/24GBのラインナップで、ストレージはUFS4.1 Proの256/512GB/1TBの3種が用意される。
ディスプレーはBOE製(X10 AMOLED)を採用し、6.85型(2688×1216ドット、最大リフレッシュレート144Hz、タッチサンプリングレートは360Hz)を搭載。ピーク輝度は1800ニトで、ディスプレー表面はコーニングのGorilla Glassでカバーされている。
本体のカラーバリエーションはマットなMatte Black Cryo、透明+シルバーカラーのTransparent Silver Subzero、そしてシックな外観のTransparent Black Nightfreezeの3色。今回使用しているのはTransparent Silver Subzeroだ。
背面に大きく目立つ円形のデザインは、MagSafe系マグネットではなく、後述する水冷システムを可視化したもの。カメラ部分はレンズが3つにLEDライト、その下にある空冷ファンも同円サイズでまとめている。
本体の右側面は一般的なスマートフォンと比べるとかなりにぎやかだ。一番上と下に見えるのはゲームプレイ用のショルダートリガーボタンだ。タッチサンプリングレートは520Hzと高速に反応する。赤いボタンはREDMAGICシリーズ共通のマジックキーで、スライドさせることでゲーム専用モード「GameSpace」を起動することができる。
なお、キー操作はカスタマイズ可能でカメラなどアプリの起動に割り当てることも可能だ。
左側面はハードキーが一切ないが、中央部分には「GAME MODE」の文字とその左右にLEDライトが並ぶ。REDMAGIC 11 Proは通知や充電、またゲームに合わせてこの側面と背面の複数のLEDライトをカスタマイズできる。ショルダートリガーボタンも光らせることができるので、ゲームプレイをより楽しむことができるだろう。
本体上部には3.5mmヘッドフォン端子を備える。ハイエンドなスマートフォンだが市販のさまざまな有線ヘッドフォンを接続可能で、ゲーミングPC向けのライティングが派手なものも利用できるわけだ。端子の位置は本体を横向きにしたときに左上側となるため、ショルダートリガーボタンの操作にも邪魔にならない配置になっている。
フロントカメラは1600万画素で最近のREDMAGICシリーズ同様、アンダーディスプレー型(UDC)を採用している。そのため、画面全体をフルにゲーム画面として使うことができ、パンチホールやノッチが気になることもない。ゲーム中の配信用に使うことも可能であり、セルフィー撮影時にはAIによりUDCとは思えぬ高画質な顔写真を撮影できる。

































