便利な側面指紋センサーとシングルnanoSIM構成
本体右側面の上部パーツに、指紋認証センサー一体形の電源ボタンと音量ボタンを装備。SIMスロットは本体左側面の上部に配置されており、SIMピンを使って取り出すタイプ。SIMトレーはnanoSIMが1枚セットでき、microSDには非対応。
本体下部にはUSB Type-Cポートを装備。規格はUSB2.0となっているため、動画などサイズの大きいデータ転送などはやや遅い。充電はテスターで最大27W(9V/3A)となっていた。またワイヤレス充電(15W)にも対応している。
バッテリーは約4500mAh。最大輝度でYouTubeのフルHD動画を充電100%の状態から再生し続けたところ、約10時間1分でバッテリー残量がゼロになった。バッテリーの容量がハイエンドモデルと比べるとやや少ないため、連続再生時間は短め。とはいえ、バッテリー消費の少ないアウトディスプレーを使うなどすれば、使用時間は延びるため、日常生活での使用では問題ないレベルだ。
スピーカーはステレオで左右バランスも良好。若干、本体共鳴によるノイズを感じるものの聞き取りやすい印象だ。オーディオテスターアプリで1000Hzの正弦波を最大ボリュームで鳴らして、15cm離れたところの音量は約88.5dBだった。
SoCはDimensity 7400X+最大24GB相当RAMブーストで快適動作
プロセッサーにはMediaTek製のミッドレンジ向けモデル「Dimensity 7400X」を採用しており、メモリーとストレージは12GB/512GBとなっている。ちなみにドコモからは「razr 60d」とソフトバンクからは「razr 60s」というモデルが発売されているが、こちらのメモリーとストレージは8GB/256GBとなっている。
メモリーに関してはRAMブースト機能を搭載しており、内蔵ストレージを利用して最大12GBを追加可能。また「AI自動学習」も搭載しており、自動で最適なRAMブースト量を調整する機能も利用可能だ。
ミッドレンジのプロセッサーだが、スクロールといった操作にもたつきはなく、ストレスなく使える。各種ベンチマークの結果ではAnTuTu Benchmarkでは約91万点。PCMarkは約1万6200、Geekbench 6ではSingle-Coreが1090でMulti-Coreが3037。3DMark(Wild Life)は3692といった結果だった。
FPSなどヘビーなゲームをプレイするには物足りないが、日常使いには十分なスペックといえる。











































