Galaxy Z Fold7用ケースの沼から抜け出せずに早3ヵ月
夏にGalaxy Z Fold7を衝動買いして以来3ヵ月、筆者はいまだケース選びの沼から抜け出せていない。紹介していないケースも含めれば10個近くを試しており、Fold7用アクセサリー市場の深さをあらためて感じているところだ。
最初に購入したのは、サムスン純正と同じ仕様の「PITAKA 片面ケース」で、当初は半信半疑だったが、いざ使い始めると案外違和感はなく、本体の薄さをキープできる点ではむしろ合理的だった。
その後は金属フレームだけで構成された「AeroFrame Metal Bumper Case with MagSafe for Z Fold7」を衝動買いして今も愛用している。Foldらしいメカニカルな造形を生かしつつ軽量で扱いやすいため満足していたのだが、過去世代のFoldですっかり手になじんでいた「両面アラミド繊維ケース」がどうしても忘れられない。
そこで今回、AliExpressでFold7対応の両面アラミドケースを衝動買いしてしまった。Fold7用ケース選びの最終決着をつけるための“儀式”のようなものだ。
純正オプションでは片面ケースを推す一方
それでも“両面アラミド繊維”が恋しくなる理由
Fold7世代から純正ケースが明確に片面タイプへと軸足を移した背景を簡潔にまとめれば、「重量抑制」「ヒンジ動作の確保」「側面保持力の最適化」という実用面の事情であろう。Foldシリーズは可動部が多く、前世代よりも薄型化した本体と複雑なヒンジ構造を守るためには片面構造が理にかなっている。
そうした背景を理解していても、かつてのFoldシリーズで長く使ってきた「両面アラミド繊維ケース」を試したくなるのは筆者の性分だ。アラミド繊維特有の軽さ、硬さ、肌触りの良さは、触れた瞬間に過去のFoldを思い出させてくれる。今回入手したケースもアラミド繊維を採用し、デザイン的にはPITAKA製ケースと極めて近い。
PITAKAとのデザイン比較 両面テープ前提の装着性
レンズ側の見た目・模様は、並べてみると違いがよくわかる。PITAKA(左)は淡いブルー基調で落ち着きがあり、縞模様も繊細だ。一方、今回購入したケース(右)はアクセントカラーが多めで、やや賑やかな印象を受ける。また、PITAKAはレンズ周囲のメタルリングも本体カラーと調和したブルーに揃えている点が大人感覚で秀逸だ。
これら両面アラミドケースは、付属の幅細両面テープを利用して本体に固定する方式を採用している。テープを正しく貼れば接合は非常に安定するが、テープを避けて装着しようとすると、特にカバー側ディスプレイ周囲の狭額縁パーツは末端で浮きが出やすい。
レンズ側はPITAKAも今回のケースも精度が高く、浮きはほとんど発生しないが、カバーディスプレイ側のパーツは構造的に“テープ必須”である。両面テープが大嫌いな筆者には悩ましい仕様だ。































