格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

「実質2年レンタル」とも呼ばれるスマホの購入プログラム 実際にスマホを返却してみた (2/2)

文●正田拓也 編集● ASCII

2025年12月07日 12時00分

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返却自体はスマートフォン本体だけでOK 初期化は確実に

 上記のようなハードルを超えたら、実際の返却。専門店での下取りと異なり、返却するのは通常は本体のみで、箱や充電ケーブル類は不要だ。

 郵送を希望した場合は返却キットが届き、スマートフォンを入れて送り返すだけ。注意したいのはスマートフォンの初期化。iPhoneでは「iPhoneを探す」機能のオフが絶対に必要なので、キットに書かれた説明に沿って確実に初期化する。ほかにも説明が書かれているので熟読して手間を減らしたい。

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こちらはソフトバンクの返却キット

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スマートフォン固有のIMEIなどを記載する書類もあるが、IMEIの調べ方はキットの案内に書いてあるので指示に従うだけだ

 そのあとは、しばらくすると通知があるキャリアと、自分で分割払い状況を確認しないとならないキャリアがある。処理が終われば、残債がなくなり、これで完全に終了だ。

購入プログラムの利用者はあらためて契約内容を熟読
購入時に2年後の準備をしておきたい

 2年後の返却で残債が免除される購入プログラムは、便利かつオトクなようで、2年経過後の返却の手続きが少々面倒で、返却を忘れてしまうと最終的には一括購入した場合と同じ負担になる。このように契約者に積極的に案内しないのは、ある意味この業界の商売のやり方ではある。

 スマートフォンの購入時に契約した回線をそのまま使っていればいいが、そうでない場合は途端に面倒になることは前述のとおり。今はSIMだけをMNPで乗り換えすることも一般的なので、そのうちに購入元のキャリアを忘れてしまう恐れもある。しかもiPhoneならどこから買っても見た目は同じだ。

 これから年末商戦、春商戦が始まる。分割払いの契約をする場合は、契約書類の保存などを徹底し、スケジュールアプリに2年後に手続きする予定を入れ、どう手続きすればいいかを書き留めておいてほしい。

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