15000mAhバッテリー搭載の超ヘビー級スマホを衝動買い
重量は堂々の500gオーバー
秋葉原のいつもの回遊ルートを、特に目的もなく店を冷やかしながら歩いていた筆者は、イオシスの奥のショーウインドウにやたらと“重そう”なスマートフォンが並んでいるのに気づいた。昨今、軽い、薄い、持ちやすいといったスマホは話題に事欠かないが、なぜか「重いスマホ」はほとんど語られない。
天邪鬼な筆者は、パソコンにはデスクトップ、モバイル、Ultrabookと用途別の選択肢があるのに、日々持ち歩くことが前提のスマホだけが軽量至上主義になっている状況に、以前から違和感を覚えていた。被災時にバッテリー残量を気にせず使えるスマホ、あるいはリビングに置きっぱなしで、家電的に使えるスマホがあってもいいのではないか。
スマホの重量を決定づける最大の要素はバッテリー容量である。本音を言えば、プロジェクター内蔵で約876gの「OUKITEL WP100 Titan」が理想だったが、経済的現実も考慮し、今回は「この店で一番重いスマホ」として勧められた「BlackView BV7300」を衝動買いした。実測重量は535gである。
スペックは正直低めだが、日常使用で不足を感じることはない
BV7300は大きな正方形のパッケージに収められている。イエローの縁取りが印象的な本体に、同梱品はUSB ACアダプタ、USBケーブル、そして正直やや心許なく見える専用ストラップのみというシンプルな構成だ。
主なスペックは、CPUにMediaTek Helio G81、メモリ12GB(ストレージでの拡張含めて、最大18GB)、ストレージ256GB、さらにmicroSD対応という構成である。アウトドア用途を強く意識しつつも、日常使用で不足を感じる場面は少ない。
帰宅後、充電より先にキッチンスケールで重量を測定した。結果は期待を裏切らない535g。比較として500mlのペットボトルをハカリに載せると、こちらも同じく535gだった。重さのイメージが沸かない読者は、ぜひ500mlペットボトルを片手に持って通話する仕草を試してみてほしい。
やっぱりとにかく重かった
そして外観がVHSのカセットに似ていることに気づいた
普通のスマホに慣れていると、とにかく重い。腰掛けて使う分には問題ないが、仰向けでベッドの上で使用するのは正直おすすめできない。535gが顔面に落下した場合のインパクトは想像に難くない。
昨今のスマホは170~240g前後が主流で、少し前まで筆者のメイン機だったGalaxy Z Fold4も、両面ケースやストラップを付けても約300gだった。それらと比べるとBV7300は約2倍の重量である。
現在のメイン機であるGalaxy Z Fold7は、サードパーティ製のバンパー装着状態でも実測254g。BV7300の隣に置くと、まるでコバンザメのようなサイズ感だ。
家族が裏返しに置かれたBV7300を見て「どこかで見たことがある」と言い続けていた理由は、昭和の時代に一世を風靡したVHSビデオテープだった。サイズ感と存在感が妙に似ているのである。
BV7300の内蔵バッテリーは15000mAh。比較として、筆者愛用のモバイルバッテリ「Sharge Storm2」(25600mAh)と、シャオミ「165W Power Bank 10000」を並べると、BV7300がその中間に位置することがよくわかる。スマホに搭載されるバッテリーとしては異常値だ。

































