ドコモとGalaxy、16年目の絆が叶える「価格以上の価値」で端末高騰の波に立ち向かう

文●山根康宏 編集●ASCII

2026年02月28日 14時00分

 サムスン電子のGalaxy Sシリーズの新モデル「Galaxy S26」シリーズが発表された。ドコモからも3モデルが販売される。実は同社がサムスン製品の取り扱いを開始してから、今年でちょうど16年目となる。

 長年Galaxyを取り扱ってきたドコモだからこその強みや、最新の「Galaxy AI」がもたらす変化について、ドコモのプロダクトマーケティング本部 プロダクトクリエーション部 部長、大井達郎氏に話を伺った。

「Galaxy AI」がハイエンド端末の裾野を広げる

──今回のGalaxy S26シリーズの機能の中で、特に「Galaxy AI」の進化をどう見ていますか?

大井氏(以下敬称略):ビジネス目線で申し上げますと「Galaxy AI」には非常に大きな期待を寄せています。これまでは、ユーザーが自分でプロセスを調べ、考えて機能にたどり着く必要がありました。しかし、AIによって直感的に機能を使えるようになります。これにより、いわゆるITリテラシーがそれほど高くないお客様でも、ハイエンド端末を使いこなせる機会が格段に増えるはずです。

──その良さを伝えるのは、やはりドコモショップなど店頭の役割になりますか?

大井:そうですね、AIの価値を伝えるには具体的な活用事例を1つずつ丁寧にお伝えするという、正攻法なやり方が一番効果があると考えています。実際にドコモが開催しているショップスタッフ向けのコンテストでも、今年はGalaxyを重点商材に据えました。全国のスタッフが「どうすればGalaxyの良さが伝わるか」と知恵を絞っており、これからはまさにその実践の場になります。

ドコモ プロダクトマーケティング本部 プロダクトクリエーション部 部長 大井達郎氏

ドコモとサムスン、16年の歴史の重み

──御社は初代からGalaxyシリーズを扱い続け、現在は4キャリアが横並びの状況です。その中でドコモならではの戦略や価値はどこにありますか?

大井:商品面ではドコモオリジナルのホーム画面から自社サービスへの動線を引くといった、長年継続してきたサービス連携がひとつの強みです。 しかし、それ以上に大きな武器だと考えているのが「売り方」です。

 今年度から全国のドコモショップに約1000人の「Galaxyアンバサダー」を配置しました。このアンバサダーは会社からの指定ではなく、スタッフが自ら希望して手を挙げた「手上げ制」が特徴です。Galaxyを心から愛しているスタッフたちが、その熱意をお客様に直接伝えられること。これは長年積み重ねてきたドコモにしかない強みになると自負しています。

──店舗のスタッフにそこまでファンが定着しているのは、やはり歴史の長さゆえでしょうか。

大井:その通りです。実は本日(日本時間2月26日)は、我々とサムスンにとって非常に記念すべき日なんです。2010年の2月26日、ドコモが初めてサムスン端末を発売してから、ちょうど16周年の節目にあたります。

 その最初の製品は、当時「ドコモ プロシリーズ」として展開していた端末でした。そこから始まった16年にわたる強固なパートナーシップがあるからこそ、ショップスタッフの中にもファンが広がっています。これからもサムスンという信頼できるパートナーとともに、新しい価値を作っていきたいですね。

ハイエンド高価格帯への挑戦

──端末価格の上昇や、他社の「月額1円」といった攻勢についてはどうお考えですか?

大井:為替の影響もあり、全体的に端末価格が上昇傾向にあるのは事実です。だからこそ、ただ高いだけでなく「その価格に見合うどんな価値があるのか」をしっかりお伝えすることが重要です。Galaxy自体の魅力に加え、ドコモのサービスとの連携も含めてご納得いただき、満足度を高めていくことにチャレンジしたいですね。

──ありがとうございました。

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