T教授の「戦略的衝動買い」

フロッピーの皮を被ったSSDエンクロージャ、懐かしさに負けて衝動買い (1/2)

文●T教授、撮影● T教授、編集● ASCII

2026年04月04日 12時00分

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ノスタルジーと実用性を同時にもたらすSSDエンクロージャを衝動買い

 かつてパソコンの傍らに、必ずと言っていいほどフロッピーディスクが積み上がっていた。IBMの呼び方では「ディスケット」だが、その四角いメディアにデータを託していた時代を知る世代にとって、あれは単なる記録媒体ではなく、1つの文化だった。

 そんな記憶を持つ筆者にとって、このガジェットはあまりにも危険過ぎる。見た目は完全に3.5インチフロッピー。しかし中身はNVMe SSDのエンクロージャ、しかも手元で遊休状態だった2230サイズが使えるらしい。

フロッピー

フロッピーにそっくりなSSDエンクロージャを衝動買い。本物とのサイズ比較

 ノスタルジーと実用性が同時に押し寄せた瞬間、人は抗えない。今回も例によって、気がつけば手元にあった。衝動買いとは常にそういうものだ。

 まずはサイズ感から見てみよう。歴代のディスケットと並べると、その意匠がどれほど忠実に再現されているかがよくわかる。

フロッピー

 そして単体で見ても、その「3.5インチフロッピーらしさ」は徹底されている。角の処理やラベル配置まで含めて、単なるネタではなくプロダクトとしての完成度を感じる。同梱物はシンプルだが実用的だ。工具が付属している時点で、この製品が「組み込んで使うガジェット」であることが伝わってくる。本体はなかなか堅牢なアルミ製、ラベル部分の色は他にオレンジとグレーのモデルがある。

フロッピー

同梱物一式

既存の2230や2240のNVMe SSDを装着して使用する

 今回は手元で使用していたSharge社の2230 M.2 NVMe SSDエンクロージャに使っていた2230 NVMeを移植することにした。最近の半導体価格の高騰もあり、こうした再利用が可能なのは実にありがたい。もちろん10mm長い2240 NVMe SSDも収納できる。

フロッピー

既存のエンクロージャから2230サイズのSSDを取り外して流用

 組み込みは非常に簡単だ。まず裏面と底面のネジ4個を外し内部にアクセスする。グリーン色のラベルプレートを外すと、内部基板が姿を現す。この瞬間、妙な違和感と楽しさが同時にやってくる。NVMe SSDをソケットに差し込み、ネジで固定する。

 基本的には一般的なM.2の取り付けと同じだ。組み込みが終わったらふたを閉じる。これで「フロッピーの中にNVMeが入っている」という奇妙な現実が完成する。1987年に登場したIBM社の3.5インチ(1MB容量)のディスケット(フロッピーディスク)の100万倍の容量を持つ小さなフロッピーディスクの誕生だ。

フロッピー

裏面のネジを外す

フロッピー

ラベルを外した内部構造

フロッピー

SSDをスロットに装着

フロッピー

ネジ固定と放熱処理

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