キャッシュレスで生活できるか、実験中
僕は2003年頃から、自分の生活の中でとある実験(というか実践)をしている。それは、いかに紙幣や貨幣を使わないで生活できるか? というものだ。
キャッシュ以外の手段、つまりクレジットカード、デビットカード、おサイフケータイなどでどこまで「何とかなるか」を試している。
思えば既に5年になるのだが、始めた当初はクレジットカードに頼る生活だった。そのためクレジットカードが使える店が行動範囲になってしまうことも多かった。また地元の駅前のコンビニによって、メインで使う電子マネーが決定される、という経験もした。
キャッシュレス生活の中で最近、ビックニュースだったのは、2007年3月に首都圏の私鉄や地下鉄、バスで利用可能なプリペイド式ICカード「PASMO」が登場したこと。特に、スタート時からJR東日本のICカード「Suica」と互換性が確保されていたのは大きかった。
それまでは、最寄り駅の地下鉄を利用するために、磁気カードの「SFメトロカード」をキャッシュで購入していた。しかし、Suicaでも使えるPASMO改札機が地下鉄に設置されたことで、モバイルSuicaやオートチャージ可能なカードを使って、チャージの作業までキャッシュレスで済むようになった。
そのチャージしたSuicaはコンビニチェーンでも利用できる店が広がっているため、ちょっとした外出はケータイとカードケースだけで済むようになってしまった。
キャッシュレス生活を実践し始めてから、おサイフの貨幣がかさばることがなくなった。しかし一方でカード類は増えてしまった。そこでおサイフケータイにカード類を「収納」することによって、カードケースのダイエットにも成功しつつある。モバイルSuicaやマイレージカード、各種ポイントカードなどが特に効果的だ。
この話は、また機会があったら書こうと思う。飲み会で割り勘をするときなど、キャッシュを介在させた方が便利な場面はまだまだあるのだが、これもそのうち改善される策が講じられるだろう。