ZTEが放つミドルクラスのSIMフリースマホ
「g03」はなかなかの実力者だった!
MVNO向けにSIMフリー端末が国内でも多くなった。一部でハイスペック機が登場しているが、多くはミドル~エントリークラスで価格を抑えた端末が多い。
今回紹介する“gooのスマホ”「g03」(端末自体はZTE製の「Blade S」)もその1つになる。見た目はちょっと某端末に似ているが、中身はかなりしっかりしているうえに、NTTレゾナントが運営する「goo SIM SELLER」(関連リンク)で税抜3万円と、格安SIMの運用としてアリな端末だ。それではさっそくチェックしていこう。
5型だが持ちやすいデザイン
g03は5型IPS液晶を採用しており、解像度は720×1280ドット。5型クラスのハイスペック機の多くはフルHD(1080×1920ドット)、もしくはそれ以上だが、g03はミドルクラスの価格帯ということで妥協すべき部分だろう。
サイズは約70.7×144×7.7mm。横幅はごくごくフツーで、7.7mmとサイズに対して薄い点が特徴だ。次に外観だが、雰囲気としてはiPhone 6シリーズっぽい。前面と背面とも末端部が丸みを帯びた形状をしており、グリップ感は良好だ。
ただ、見た目はしっかりしているのだが、部材についてはコストカットがうかがえ、高級感があるというわけではない。ただし、ジャケットや保護フィルムを使うのであれば、あまり気にならないだろう。
スペックを見てみると、Snapdragon 615(1.5GHz+1GHz)を用いている。同じオクタコアで発熱がボトルネックとなった感の強いSnapdragon 810との体感速度差は感じられない。メモリーは2GB、内蔵ストレージは16GBと、このあたりはミドルクラスらしい。
microSDHC(最大32GB)まで対応するが、DACを搭載しているわりに音楽をたくさん持ち歩けないのは、やや不満。ただ、通信量制限のないSIMを選べば、Apple MusicやLINE MUSICなどの選択肢はあるので、使い方次第だろう。そのほか、対応バンドなどについては下記の表どおりで、ドコモXiの3バンドに対応する。
「g03」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | ZTE |
価格 | 3万9800円 |
ディスプレー | 5型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約70.7×144×7.7mm |
重量 | 約132g |
CPU | Snapdragon 615(1.5GHz+1GHz) オクタコア |
メモリー | 2GB |
ストレージ | 16GB |
外部ストレージ | microSDHC(最大32GB) |
OS | Android 5.0 |
対応バンド | LTE:1/3/19、3G:1/6/19 |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:13メガ/イン:5メガ |
バッテリー容量 | 2400mAh |
防水/防塵 | ×/× |
SIMサイズ | nanoSIM |
カラバリ | プラチナシルバー、プラチナピンク |
(次ページでは、「なかなか軽快な動作のソフトウェア」)