新社会人がiPhoneに入れておくべき16アプリ

文●柳谷智宣 編集●ASCII編集部

2019年03月12日 10時00分

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 4月から社会人になる人も、当然これまでスマホを使ってきたことだろう。これまでは自分だけで楽しんでいたり、友人たちと連絡を取り合うアプリがあればよかったが、ビジネスではいろいろなアプリが活躍することになる。できれば一足早くインストールして使いこなしておきたいところ。新社会人がスマホに入れておくべき9カテゴリー16のiPhoneアプリを紹介しよう。

アプリを使い倒して、社会人生活をスムーズにスタートしよう

※アイコン横のアプリ名をクリックするとダウンロードサイトにジャンプします。


名刺を交換した人脈管理は
「Eight」におまかせ

 社会人になったら名刺を交換するようになる。その名刺は必ずデジタル化すること。紙で持っておくなど非効率すぎて、意味がない。そこでオススメするのが「Eight」(「名刺データを人力で入力してくれる無料iPhoneアプリ「Eight」を徹底解説」を参照)。

 企業向けの名刺管理サービスでトップシェアを持つSansanが個人向けにリリースしているアプリで、利用料はなんと無料。それなのに、名刺を撮影するだけでオペレーターが正確にデータ化してくれるのだ。データはクラウドに保存されているので、いつでもどこからでも利用できる。一生分の人脈はEightにおまかせでOK。くれぐれも出遅れて、人脈情報を散逸させないようにして欲しい。


Eight


作者:Sansan, Inc.
価格:無料(アプリ内課金あり)


名刺を交換したらEightで撮影するだけ。一生分の人脈をまとめて管理しよう

ギリギリ駆け込みやトイレタイムもOKの
路線検索「Yahoo! 乗り換え案内」

 目的の場所へのルート案内アプリは多数ある。その中でも、遅刻しがちな人にオススメなのが、「Yahoo! 乗り換え案内」(「イベントでの混雑もわかるようになった「Yahoo!乗換案内」を徹底解説」を参照)。出発駅と目的駅を入力すると、正確な路線検索をしてくれるのはもちろん、ぎりぎりで乗れる電車の検索や途中のトイレタイムなどの計算ができるのだ。

 「定期区間タイマー」に自分が使う駅名を登録しておくと、いつでも手軽に次の電車が何分何秒後に発車するかわかる。自分がいる場所から逆算し、早足になれば間に合うのか、間に合わないのでゆっくり歩くかをジャッジできる。

 検索結果の乗換駅に表示している時間をタップすると、次に乗る電車を何本か遅らせることができる。トイレタイムを挟みたいときに活用しよう。


Yahoo!乗換案内


作者:Yahoo Japan Corp.
価格:無料


「定期区間タイマー」をセットすれば、せわしない朝の時間を効率よく利用できる

紙資料をスキャンしたようにデータ化できる
「Office Lens」と「Scanner Pro」

 メモ用紙や注意書き、ペラの紙資料など、仕事中に手に入る紙は多い。しかし、きちんと管理しないと積み上がって邪魔になるし、紛失してしまうことも。そこで、スキャナーアプリが活躍する。単にカメラアプリで撮影しておいてもいいのだが、スキャナーアプリだと、スキャンしたようにきれいにデータ化できるのだ。

 無料で使いたいなら、マイクロソフト公式の「Office Lens」(「はがきも書類も電子化できるスマホスキャンアプリ「Office Lens」を徹底解説」を参照)を利用しよう。斜めから撮影して台形になった紙を補正したり、PDF形式で保存する場合はOCR処理もできる。


Microsoft Office Lens|PDF Scan


作者:Microsoft Corporation
価格:無料


「ドキュメント」を選択して紙資料を撮影するだけ。ホワイトボードや名刺のモードも用意されている

 有料アプリとなるが、「Scanner Pro」(「あらゆる紙資料をデジタル化する「Scanner Pro」を徹底解説」を参照)もいい。画像処理機能や共有機能が豊富で、21言語のOCR処理にも対応している。2019年2月1日のアップデートには、近日中に新しい機能が追加される大きなアップデートが公開予定と書かれており、リリースが楽しみだ。


Scanner Pro 4+


作者:Readdle Inc.
価格:480円


細かい部分まで作り込まれて使いやすい定番スキャナーアプリ

外出先で利用するファイルは
クラウドストレージ「OneDrive」や「Dropbox」に!

 ノートPCにカタログファイルを入れてくるのを忘れたら洒落にならない。会社に取りに帰るのも、同僚に電話をして送ってもらうのもとても面倒。そんな時、クラウドストレージを利用していれば、いつでもどこでも自分のファイルにアクセスできるのが便利だ。もちろん、ビジネスのデータをアップロードする際は、あくまで会社が許可している場合に限る。

 クラウドストレージはたくさんあるが、Windows PCを使っているなら標準で搭載されている「OneDrive」(「Windows 10に必ず入ってるクラウドストレージ「OneDrive」をスマホで徹底活用!」を参照)が便利。


Microsoft OneDrive


作者:Microsoft Corporation
価格:無料


Office365ユーザーなら1TBの容量が使える

 クラウドストレージの老舗「Dropbox」(「クラウドストレージの決定版「Dropbox」を徹底解説」を参照)もオススメ。無料で2GBの容量を利用でき、月1000円で1TBになる。広く使われているので、連携するサービスやアプリが多いのが特徴だ。


Dropbox


作者:Dropbox
価格:無料(アプリ内課金あり)


マルチプラットフォームで利用できる定番クラウドストレージ。最近はビジネスユースが増えている

スケジュールは「Googleカレンダー」と
「ジョルテ」で完璧管理

 社会人になったら確実に管理しなければならないのがスケジュール。頼まれた仕事は、忘れましたじゃ済まない。そんなスケジュール管理はGoogleカレンダーで決まり。iPhoneで標準アプリを使うとしても、予定はGoogleカレンダーに集約しておいたほうが便利だ。他のプラットフォームでも利用できるし、連携サービスも最も多い。

 さらに、実際に予定を表示・管理するアプリにもこだわりたい。GoogleカレンダーアプリやiPhone標準のカレンダーアプリはいまいち低機能なのだ。そこでオススメしたいのが、「ジョルテ」(「iOS版もあるGoogleカレンダー対応の「ジョルテ」を徹底解説」を参照)。

 月間カレンダーとその日の予定が1画面で見られるのが便利。写真を表示したり、デザインを変更するといった楽しい機能も搭載している。六曜や和暦にも対応し、もちろんGoogleカレンダーにも連携できる。これだけ機能が豊富なのに、無料というのが驚きのイチオシアプリだ。


ジョルテ カレンダー&システム手帳


作者:Jorte Inc.
価格:無料(アプリ内課金あり)


情報を凝縮し、一覧性に優れているのがウリ

初めてのToDo管理はとことんシンプルな
Google or Microsoft謹製アプリで

 スケジュールとToDoは別。たとえば「営業会議」という予定があり、そこには「営業資料の作成」と「会議室の予約」というToDoがある。営業資料の作成には、「Microsoft Officeのセットアップ」「課長に下書きの提出」といった細かいToDoが付いてくるかもしれない。これを全部カレンダーに書き込んでは、ぐちゃぐちゃになってしまう。とはいえ、頭の中で管理しきれない場合、タスクの見逃しが発生してしまう。

 そこで、ToDo管理アプリの出番。上記のジョルテはToDo管理機能を備えているが、他のカレンダーを使う場合にはToDo管理アプリが必要になる。

 多数のToDo管理アプリがリリースされており、有料アプリの中には超高機能なものも多い。しかし、ここはあえてシンプルに管理するところからデビューしよう。まずは、「Google ToDo リスト」(「満を持してリリースされた「Google ToDo リスト」アプリを徹底解説」を参照)、もしくは「Microsoft To-Do」(「マイクロソフトの新型ToDo管理アプリ「Microsoft To-Do」を徹底解説」を参照)を試してみよう。


Google ToDo


作者:Google LLC
価格:無料


シンプルなGoogle製ToDo管理アプリ。GmailのメールからToDoを直接作成できる

Microsoft To-Do


作者:Microsoft Corporation
価格:無料


マイクロソフト製ToDo管理アプリ。マイクロソフトアカウントでサインインしている他の端末ともToDoを同期できる

目の高さが成長速度を左右する!
目標達成を支援する3アプリ

 新社会人になるなら、いろいろな目標を持っていると思う。しかし、心で思っているだけだと、忙しい日々に紛れてしまいがち。目標を見上げるからこそ、早く成長できるのも確か。そこで、目標達成を支援してくれる3アプリを紹介しよう。(「2017年の目標を計画・管理できるオススメ神iPhoneアプリ3」を参照)

 まずは「Googleカレンダー」の「ゴール」機能。「+」をアイコンをタップすると、予定とリマインダーの他に「ゴール」という項目がある。ゴールをタップすると、運動やスキルアップという項目が表示される。その後、具体的な目標や学習頻度、時間、タイミングなどを設定すればいい。すると、Googleカレンダーの予定に合わせて、都合のいいところに勉強の予定を自動で入れてくれるのだ。


Google カレンダー


作者:Google LLC
価格:無料


Googleカレンダーのゴール機能で、強制的に目標達成のためのスケジュールを組んでしまおう

 ゲーミフィケーションが好みなら、「自分ルール」が面白い。目標と獲得ポイントを自分で設定して、ポイントを貯められるのだ。さらにユニークなのが、ポイントを使うことも決められる点。ダイエットであればラーメンを食べるとか、語学学習なら海外旅行に行くといった目標を設定できる。


自分ルール:目標達成,目標管理,習慣化アプリ


作者:Naoki Oguchi
価格:無料


ゲームポイントを貯めるように、日々のチャレンジを支援してくれる

 個人的なオススメしたいのが「10Years」。年単位でのざっくりとした目標を登録できるアプリ。特にスケジュールと連携をするわけではないのだが、大きな目標を掲げることはメリットが大きい。月へ行く、でもいいので是非登録してみよう。もちろん、誰にも見せる必要はない。「小説家になる」でも「政治家になる」でもOKだ。


10Years


作者:Atotok Inc.
価格:無料


疲れたらこのアプリで10年目標を確認してモチベーションアップ!

いいお酒を飲んだら記録しておくと
プライスレスのデータベースに

 社会人になったらお酒を飲む機会が増えることだろう。もし、お酒が好きで、飲めるのであれば、オススメしたいことがある。いいお酒を飲んだときには、記録を取っておくのだ。若いときにも、上司からおごってもらったり、デートで奮発したり、いいものを飲むチャンスはある。将来、お酒のことを知ったときに、あのときに飲んだなぁと思い返せるのは感慨深いもの。ぜひ記録を付けて欲しい。

 筆者がバーを経営しているから言うわけではないが、大人になったらいいワインやウイスキーを知っておいて損はない。ビジネスに役立つことだってたくさんあるのだ。

 ワインを記録するならSNSにアップするのもあり。自慢するのがいやだと言うなら、専用アプリの「Vivino」(「ワインを飲んだら撮影してマイデータベースを作る「Vivino」を徹底解説」を参照)を使ってみよう。ラベルを撮影するだけでデータを登録できる。フランスワインなどはラベルにブドウ品種が書いていないことが多いが、このアプリで調べることも可能だ。


Vivino Wine Scanner


作者:Vivino ApS
価格:無料


写真から簡単に登録できるので手間がかからない

 ウイスキー派であれば「HIDEOUT CLUB」(「飲んだウイスキーを記録する専用SNSアプリ「HIDEOUT CLUB」を徹底解説」を参照)を使おう。こちらは、ウイスキー専門の記録アプリ。他のユーザーの投稿も見られるTwitterのような機能もあり、なかなか刺激になる。


HIDEOUT CLUB


作者:ハイドアウトクラブ
価格:無料


いいウイスキーを飲んだら写真と共に記録しておこう

増え続けるネットアカウントは
専用アプリで集中管理する

 SNSやメール、ブログ、ネットショップ、動画投稿サイトなど、利用するアカウントは増え続ける一方。このアカウントで使うメールアドレスとパスワードをどうやって管理しているだろうか。同じパスワードを使い回していると、どこかのサービスから漏洩した情報で、あらゆるサイトに不正アクセスされてしまう。

 ろくに使っていないマイナーなサービスからアカウント情報が漏洩した場合、そのサービスの利用データなら盗まれても問題ないかもしれない。しかし、そのアカウント情報で、他のサービスに不正アクセスされたら目も当てられない。秘密のクラウドストレージに保存しておいた画像を、自分のGmailやTwitterからばらまかれ、Facebookはパスワードを変えて乗っ取られて、ネットショップで高額商品を買いまくられるかもしれないのだ。

 そこで、アカウント情報はパスワード管理アプリできっちりと集中管理することをお勧めする。「LastPass」(「大量のアカウントをiPhoneでまるっと管理できる「LastPass」を徹底紹介」を参照)や、「1Password」(「iPhone必須アプリ! ID・パスワード管理「1Password」を徹底解説」を参照)を利用しよう。

 「LastPass」は月額3ドル、「1Password」は月額2.99ドルかかるが、いつかどこかで大きな被害に遭う可能性を考えたなら安い出費だろう。


LastPass Password Manager


作者:LogMeIn, Inc.
価格:無料(アプリ内課金あり)


月額4ドルですべての家族のパスワードを管理するプランも用意されている

1Password - Password Manager


作者:AgileBits Inc.
価格:無料(アプリ内課金あり)


高機能なパスワード管理アプリ。ファミリー機能は月額4.99ドル

 以上が、新社会人がスマホに入れておくべきアプリの紹介となる。もちろん、他にも便利なアプリはたくさんある。まずは基本を押さえて使いこなし、ビジネスの効率を高め、インプットとアウトプットを増やしてほしい。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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