テザリング機能搭載で
ポータブル無線LANルーターとしても使える
さて、すでにここまでで、ホムテルのおおよその機能や設定はご理解いただけたと思うが、一番大事な機能とその設定が最後にご紹介する「テザリング」機能だ。
すでにご存知の読者諸兄には釈迦に説法ではあるが、一口で言ってしまえば、“スマホなどの端末を無線LANルーターとして便利に使える機能”のことだ。
ホムテルは標準でその機能を搭載しており、誰もが簡単にWi-Fi機能しかないタブレットやガジェットなどを使いホムテルを中継機器としてインターネットアクセスを実現できるのだ。
テザリング機能の設定と実行は、メインメニューの「(5)ネットワーク設定」の中の、5番目のメニューである「テザリング」で実現できる。
テザリングのメニューの中には「起動」「設定」「ステータス」の3つのメニューがあり、初めての場合はテザリングの「設定」を選択する。
ホムテルのテザリング方法は、「オープン」と最新の堅固なセキュリティーを実現した「WPA2-PSK」(Wi-Fi Protected Access 2 Pre-Shared Key)の2つから選択可能だ。
スマホやタブレットなどのクライアントからホムテルにアクセスする時に必要なSSIDやパスワードは、出荷時に設定済みでホムテル本体底面のシールに記述されている。
しかし、一度テスト稼働させた後は、これらをすぐに変更しておくことをおすすめしたい。自分専用のSSID、パスワード、チャンネル設定が終了すれば、テザリングのための設定はすべて終了だ。
戻るキーでテザリングメニューに戻って、「起動」を選択すれば、ほどなくテザリング状態になって、ホムテル本体の液晶画面上部にWi-Fiのイメージの3Gテザリングアイコンが表示されるはずだ。
続いてインターネットに接続しようとしているスマホやタブレットなどのWi-Fiクライアントの設定画面を開き、Wi-Fi機能をオンにして、先ほど新しく命名したテザリング中のホムテルのSSID名称を探してみよう。
発見できたら、それを選択し、事前に設定したパスワードを入力すれば無事接続されるはずだ。