カメラも心拍計も歩数計も内蔵
機能てんこ盛りのスマートウォッチ
500万画素の内蔵カメラも使い方を間違わなければ楽しいガジェット。動画も静止画もシャッターボタンが画面上にあるのは少し残念だ
スマホのようにギャラリーで撮影した写真のサムネイルを見ることができる
そばで見てみるとそこそこのクオリティーだ
少し変態マニアックなので車内やエスカレーターなどでは使わないほうがいいが、S99内蔵のカメラ機能も問題なく撮影できた。
最近のスマートウォッチの頼みの綱は健康系アプリだ
心拍計が装備されており、簡単に心拍数を測定できる
インドア派の筆者にはあまり使い道がないのが残念だ
歩数計は表示もユニークで、カロリー換算も次のページで表示してくれる
毎日、定時にお薬を飲んでる人には便利なアプリも標準で導入されている
加えてS99には最近のスマートウォッチには付きものの心拍計や歩数計も備わっている。1日の決まった時間に薬を服用している人に便利なお薬専用のアラートシステムもあってよく出来ている。
散歩していたら周囲のフリーWi-Fiを見つけて利用を案内してくれる。大きなお世話だ(^_^；)
S99を腕に公園を散歩していたら、勝手にWi-Fiオープンネットワークを見つけて“繋げられるよ！”ってバイブレーション付きでおすすめも来た。
バッテリーセーバーアプリで実績と予想を見せてくれる。暗い気分になった。明日からは省電力に凝ってみよう
ほぼ3日ほどは、S99をさまざまなことに使いまくったので……バッテリーセーバーを見ると、このまま行けば3時間ほどで枯渇するというて警告を受けてしまった。
筆者はまったく省電力設定やを使わず、ほぼ最大で使いっぱなし、いじりっぱなしなので、こういう最悪の結果を招いているのかもしれない。しかし、過去に購入したどのスマートウォッチよりもS99は最もワクワクした楽しいスマートウォッチであることは間違いないだろう。
得意なハック系のウンチクを垂れて、ドヤ顔で使っている自分を想像して惚れ惚れした気分になれる某社のスマートウォッチ系も悪くない。そして、小さな親切大きなお世話的なアラートのシャワーを浴びせてくれる「お知らせスマートウォッチ」がお好きな人もいるだろう。
しかし、S99を腕につけてブツブツ文句を言いつつも、いっぱい楽しみたいなら今右に出るモノはないだろう。
この秒針の微妙なズレは、作為的かアプリのチョンボか……極めて興味深い
筆者はS99のいろいろなところが気に入っているが、もっとも気に入っているところは、ごく普通の腕時計として動作している時に、毎回、秒針が55秒を超えた辺りから赤い派手な秒針の先っちょが文字盤上の秒マーカー（秒の目盛）を逸脱して秒を刻むところだ。
あえてチープな腕時計風にそこまでやっているのか、真面目に作ったつもりが、アプリの精度でそうなってしまったのか……筆者は絶対に正確に描ける文字盤と秒針で、あえて遊んでいると考えている。
S99は、画一化された昨今のスマートウォッチ世界で、些細な事は気にしない大人の遊べる衝動買い変態アイテムだ。マトモな普通の人は決して手を出してはならない。
しかし、すでに売り切れ在庫ゼロと聞けば、S99への興味は益々募るばかりだろう。5年後の中国、侮るべからずかも……。
今回の衝動買い
アイテム：「スマートウォッチ S99」
価格：東映無線ラジオデパート店にて1万3980円（税別）で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
