アスキースマホ総研・白書

スペックと価格のバランスがイイ! 3万円台で買えるSIMフリースマホのオススメはコレ! (3/3)

文●中山 智、アスキースマホ総研 編集●ASCII.jp

2016年12月14日 15時00分

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5000mAhの大容量バッテリー搭載
ASUS「ZenFone MAX」

価格:2万4800円~

 容量が5000mAhと、一般的なスマホの1.5倍と大容量のバッテリーを登載したスタミナモデル。連続待ち受け時間はスペック上では最長38日間。連続動画再生時間も約22.6時間のロングライフを誇る。さらにほかの端末にも充電できる「リバースチャージ機能」を登載。モバイルバッテリーとしても活用できる。

本体前面

エンボス加工でざらつきのある背面パネル

 ディスプレーは5.5型だが解像度は720×1280ドットでフルHD解像度ではない。SIMスロットもデュアル仕様だが、LTE+3Gの同時待ち受けには非対応。microSDカードスロットも用意されており、SIM2枚とmicroSDカードを同時にセットできる。

 本体背面パネルは取り外し可能で、SIMとmicroSDカードはここでにセットする。トレー式ではないのでピン不要で交換できるのは便利。バッテリーははめ込みになっており取り外しはできない。

 カメラはメインが約1300万画素。フロントは500万画素。メインカメラにはレーザーオートフォーカス機能を搭載しており約0.03秒でフォーカスを合わせられ、暗いシーンでも被写体に素速くフォーカスできるのがポイント。ストロボもデュアルLEDで、明るく発光できるだけでなく、発光のタイミングを変えることでより実際に近い色合いを実現する「リアルトーンフラッシュ」を登載。また、フロントカメラの画角はセルフィー向きで85度と広角の仕様だ。

レンズの右側がレーザーオートフォーカスで左側がデュアルLEDフラッシュ

バッテリー容量が5000mAhと多いため、10.55mmとやや厚め

 本体カラーはブラックとホワイトの2色。前面のベゼルもブラックとホワイトの2色で統一されている。サイズは約77.5×10.55×156mmで重量は約202g。バッテリー容量が多いため、ほかの端末と比べるとひと回り大きく重たいが、本体背面にエンボス加工が施されており、指が滑りにくく持ちやすい。

 発売時期が2016年3月とほかのモデルよりも若干早いため、スペックもCPUがSnapdragon 410、メモリーは2GB、内蔵ストレージが16GBとやや劣るが、実売で2万円台後半で購入できるコストパフォーマンスは魅力だ。

バックパネルを外して各種スロットが利用できる

  ZenFone Max(ZC550KL)
メーカー ASUS
ディスプレー 5.5型液晶
画面解像度 720×1280ドット
サイズ 約77.5×156×5.2~10.55mm
重量 約202g
CPU Snapdragon 410 1.2GHz
(クアッドコア)
内蔵メモリー 2GB
内蔵ストレージ 16GB
外部メモリー microSDXC
(最大128GB)
OS Android 6.0
最大通信速度 下り最大150Mbps
4G対応周波数 1/3/5/6/8/9/18/19/28
無線LAN IEEE802.11n
(2.4GHz対応)
カメラ画素数 リア:約1300万画素/イン:約500万画素
バッテリー容量 5000mAh
FeliCa ×
NFC ×
防水/防塵 ×/×
生体認証 ×
SIM形状 microSIM×2

■関連サイト

オススメ格安SIMは「イオンモバイル」


 大手ショッピングモールのイオンが展開しているMVNO。その幅広い販路を活かして、購入しやすいのも魅力のひとつ。買い物にいくついでにSIMを契約できるし、イオンブランドの信頼感もあるだろう。

 料金プランが最安値で480円/月という価格、そしてデータ容量ごとに細かくプランがわかれているので、自分のスタイルに合わせて最適なプランを選べるのもうれしい。容量も1GB~50GBまであるので、大容量のプランなら家の固定回線変わりに使うことも可能だ。音声付やSMS付プランも含めると、合計29プランが用意されている。契約期間の縛りも契約解除金もナシ。

データ通信プラン(税抜)

1GB 2GB 4GB 6GB 8GB 12GB 20GB 30GB 40GB 50GB
480円 780円 980円 1480円 1980円 2680円 4480円 6480円 7480円 1万300円

■関連サイト



BOOMキーやVRゴーグル同梱など、独自の特徴盛りだくさん!
Alcatel「IDOL4」

価格:3万4000円~

 5.2型(1080×1920ドット)サイズのスマホだが、本体以上に特徴的なのが、VRゴーグルとして利用できるパッケージに収納されていること。本製品を買えば、すぐにVRコンテンツが楽しめるのである。使い方もカンタンで、IDOL4本体をVRゴーグルにセットすると、専用のランチャーが起動。Google CardboardでYouTubeの360度動画などがプレイできるほか、独自のストアも用意されている。

本体前面

背面はガラスパネルを採用

 VR機能以外には、サウンド機能が強化されているのがポイント。スピーカーはJBLと協力した2chスピーカーで、3.6Wと高出力。外部スピーカーを使わなくても迫力のあるサウンドを堪能できる。また、プリインストールされているミュージックアプリを使うと、2つの音楽をミックスしてDJプレーも可能。イヤホンもJBL製のものが付属しており、高品質なサウンドが期待できる。

 本体左側面上部に電源ボタンが配置されているほか、本体右側面中央には「BOOM KEY」を搭載。このボタンは端末の状態や起動しているアプリによって押したときの動作が変わるのが特徴。例えば、スリープ時に押した場合はカメラが起動したり、写真アプリでアルバムを見ているときは、そのアルバムから写真をピックアップしてコラージュ表示にしたりなど。よく使う機能や楽しい機能を割り当てられているので、スマホを簡単に使いこなせるだろう。

本体の上下に3.6Wの高出力スピーカーを装備

各種機能が割り当てられているBOOM KEY

 SIMスロットはデュアル仕様だが、片方はmicroSDとの共用。また両方にSIMをセットしても、片方はGSMでの通信となり日本ではDSDSを実質利用できない。通信機能はauのネットワークにも対応しているので、ドコモ網、au網とMVNOの選択肢が広がる。

 カラバリはゴールドとメタリックシルバーの2色。背面もガラス素材でできており、サイドのフレームにはメタル素材を採用している。上下同じシンメトリーなデザインかつ上下にスピーカーが配置されているので、縦横度の方向でも気にせず使えるのもうれしいポイント。

付属のVRゴーグルにセットしてVRコンテンツが楽しめる

  IDOL 4
メーカー Alcatel
ディスプレー 5.2型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約72.5×147×7.1mmmm
重量 約135g
CPU Snapdragon 617 1.5GHz+1.2GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 3GB
内蔵ストレージ 16GB
外部メモリー microSDXC
(最大512GB)
OS Android 6.0
最大通信速度 下り最大150Mbps
4G対応周波数 1/3/7/18/19/20
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:約1300万画素/イン:約800万画素
バッテリー容量 2610mAh
FeliCa ×
NFC ×
防水/防塵 ×/×
生体認証 ×
SIM形状 nanoSIM

■関連サイト

オススメ格安SIMは「UQ mobile」


 au網のネットワークが使えるMVNO「UQ mobile」。通話付きプランは2GBのぴったりプランと6GBのたっぷりプランの2通りのみというシンプルさ。現在は最大13ヵ月、月1000円割引かれるキャンペーンも行なっている。データ通信プランも3GBまでか、無制限(通信速度最大500kbps)かなので、とてもわかりやすい。節約モード(通信速度最大300kbps)ならTwitterやFacebookなどのSNS、簡単なネット検索や音楽ストリーミングなどがデータ消費量にカウントされないというユニークなサービスもある。

 IDOL4もUQ mobileのサイトで取り扱っており、ぴったりプランであれば初期費用で7600円、月額2780円(14ヵ月目からは3780円)で購入できる(2年契約時)。一括購入の場合は2万6800円。

データ通信プラン(税抜)

ぴったりプラン 2GB たっぷりプラン 6GB データ高速プラン 3GB 音声付高速プラン 3GB データ無制限プラン 音声付データ無制限プラン
2980円 3980円 980円 1680円 1980円 2680円

※データ高速プランは月3GBまで下り最大150Mbps。3GBを超えると送受信最大200Kbps
※データ無制限プランは送受信最大500Kbpsで容量制限ナシ

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