スマホでの通常利用に最適! 高速モデル
次に、5000円前後で購入できるクラスのmicroSDカードを見ていこう。いずれもClass 10で、書き込み毎秒10MB以上の製品だ。
製品スペックを見てみると、読み込み速度だけを記載しているモデルが多い。上位モデルが読み込みと書き込みのどちらのスペックも表記しているのと違い、低価格なぶん読み込み速度を優先したモデルが多い。
特徴的なモデルとしては、サンディスクの200GBモデル「ウルトラ プレミアムエディションmicroSDXC UHS-I カード」がある。この製品のみ、コストパフォーマンスよりも200GBが必要なユーザー向けという、ほかとはカテゴリーの異なる製品となっている。
PCのベンチではトランセンドの「microSDHCカード Class 10 UHS-I 600x (Ultimate)」が読み込み、書き込みともに高速だ。次いで、バッファローの「RMSD-32GC10AB」の性能が良好。ベンチデータには記載していないが、バッファロー製品はランダムアクセス性能も優れている。注意点として、この両モデルは32GBモデルまでの製品しかない。大容量モデルはないので注意しよう。
もしこの性能で大容量を求めるなら、超高速モデルとして紹介したトランセンドの「microSDHCカード UHS-I U3M (Ultimate)」などを選ぶことになる。
容量に対する価格の安さで言えば、トランセンドの「microSDHCカード Class 10 UHS-I 400x (Premium)」や東芝の「microSDXCメモリカード(MSDAR40Nシリーズ)」が優れている。
スマホでのベンチになると、トランセンドの「microSDHCカード Class 10 UHS-I 600x (Ultimate)」が読み込みと書き込みともに高速だ。次点でバッファローの「RMSD-32GC10AB」が優れているのだが、その他のモデルとの差は少ない。
スマホ向けに性能重視で買うのであればトランセンドの「microSDHCカード Class 10 UHS-I 600x (Ultimate)」だが、そこまでmicroSDカードの速度性能を求めていないのであれば、安さ重視でトランセンドの「microSDHCカード Class 10 UHS-I 400x (Premium)」や東芝「microSDXCメモリカード」を選ぶと良いだろう。