アスキースマホ総研・白書

「Androidタブレット搭載の調理器具」世界水準の最新スマホ、家電出揃う (3/3)

文●山根康宏 編集●ASCII編集部

2017年10月04日 17時00分

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タブレット内蔵のキッチンマシンで自炊が捗りまくり
MEDION「MD 17350」

 冷蔵庫の扉にタッチパネルディスプレーを内蔵したスマートキッチン機器が増えているが、レノボ傘下のMEDIONからも、キッチンマシンにタブレットを内蔵した製品が登場予定だ。Wi-Fi搭載の7型Androidタブレットを内蔵した「MD 13750」は、左側のボウルに食材を入れ、カッターや攪拌機で調理することができる。

本体にタブレットを内蔵したMEDIONのキッチンマシン「MD 17350」

 タブレット画面からは調理時間、攪拌機の回転速度、ボウルの温度(37~130度)のコントロールが可能。また、料理のレシピを表示して動画で作りかたを確認することもできる。タブレットは単体でも動作し、ブラウザーを起動すれば調理中にウェブページを見たりSNSのタイムラインを表示したりできる。

7型のディスプレーは調理メニューをオンラインで呼び出し、動画で作り方を表示できる

ブラウザーを起動すればウェブブラウズやSNSの利用も可能だ

 UIはカスタマイズされているためAndroidアプリのインストールはできないものの、台所でちょっとした作業をしたい時はこのタブレット画面があれば十分だろう。発売時期などは未定とのこと。

  MD 17350
メーカー MEDION
サイズ 約440×220×300mm
重量 約10kg
ディスプレー 7型
容量 2リットル
発売日 未定
価格 未定

自炊派なら欲しくなるはず

防水タブレットでレシピを見ながら料理するのもいいけれど、家電とタブレットを合体させればもっとラクだし安全。家事は手早く済ませたいタチなので、これさえあれば料理上手になれるかもしれない?
(アスキースマホ総研/スピーディー末岡)

音声操作対応エアコンが映像投影も手に入れた
Midea「Projector Air Conditioner」

 2017年に入り、Amazon Alexaを使った音声コントロールに対応する機器が急激に増えている。スマートホーム関連家電の多くもいまやAlexa対応が当たり前となり、Google HomeやアップルのHomePodへ対応する動きも加速化している。IFA2017でも多くのスマート家電の展示エリアに「Alexa」のロゴが表示されていたほどだ。

スマートフォンからコントロールできる「Projector Air Conditioner」。プロジェクターを内蔵し、本体操作は投影された画面をタッチする

 東芝の白物家電事業を買収したことでも知られる中国の家電大手、Midea(美的)はスマートエアコンを出展。スマートフォンアプリから本体の設定が可能だ。また、エアコンには操作ボタンがなく、エアコンの右側下部にプロジェクターを内蔵。温度や風量調整ボタンは、そのプロジェクターから壁に投影された映像上のプラスやマイナスボタンをタッチする。

Amazon Alexa、Google Home、Apple HomePodと各社の音声コントロールに対応

プロジェクターにはスマートフォンから写真や動画を投影も可能だ

 さらに、AmazonやGoogle、アップルの音声コントロールにも対応する。そしてWi-Fiで接続されたスマートフォンのコンテンツを、エアコンのプロジェクターから投影もできるという。製品の販売時期は未定だが、リビングルームにぜひ設置してみたいものだ。

  Projector Air Conditioner
メーカー Midea
発売日 未定
価格 未定

スマートホームがさらに便利に

スマホでGoogle Nowを使いまくる音声コントロール派なので、このエアコンは日本で売ってほしいですね。リモコンを探す手間もなくなるし、何よりプロジェクターの活用用途を考えるのが楽しそうです。
(アスキースマホ総研/ゆうこば)

サイクリング中の独り言と思われちゃうかも……
Livall「Bling Helmet BH51」

 “Helmetphone”という単語を見ると、ついにヘルメットまでケータイになったのかと驚いてしまう。Livallが出展していた「Bling Helmet BH51」は、説明員によると「ヘルメットをかぶったまま通話ができる」とのこと。通信方式は? バッテリーは? SIMのサイズは? と聞きたいことがたくさん浮かんでしまう。ところがそんな期待を裏切るように、あっさりと「Bluetooth内蔵のヘルメット」とその正体を明かされてしまった。

ついにヘルメットにSIMを入れる時代がやってきたかと期待させる「Bling Helmet BH51」。その実態はBluetoothハンズフリー機能を内蔵したヘルメットで側面にはLEDライトも搭載

 同社はサイクリング用のヘルメットやアプリをリリースしている企業で、自転車に乗っている間にも安全に通話できるヘルメットが欲しいという要望を受けてこのBling Helmet BH51を開発した。なお、ヘルメット後部には左右に赤いLEDライトを内蔵し、ターンする方向にライトが光り後続の車に注意を喚起できるという。便利な製品だが、同社にはぜひSIM内蔵の“本当のヘルメットフォン”を開発してほしい。

  Bling Helmet BH51
メーカー Livall
適応サイズ 57~61cm
重量 約398g
発売日 2017年下半期予定
価格 未定

少々重いが日本でも人気が出そう

BONX Grip」を買おうかずっと迷っているサイクリストの自分には、まさに最適な製品です。自転車用ヘルメットとしては少々重めですが、自転車通勤の相棒として役に立ってくれるはず。
(アスキースマホ総研/ミナミダ)

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