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【レビュー】HUAWEI WATCH 4のヘルスケア機能「Health Glance」は省電力にも役立つ (1/3)

文●村元正剛(ゴーズ) 編集●飯島恵里子/ASCII

2024年04月13日 12時00分

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ファーウェイの「HUAWEI WATCH 4」。公式オンラインストアでの直販価格は6万5780円

 ファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI WATCH 4」を1ヵ月ほど使ってみました。同社のラインナップの中では高額(6万5780円)で、ハイグレードなデザインとeSIM対応が注目されているモデルです。しかし、筆者が実際に使って最も“いいなぁ”と感じたのは「ヘルスケア機能」です。

信頼できる測定値が表示される「ヘルスケア機能」

 HUAWEI WATCH 4は腕に巻いているだけで、心拍数、血中酸素濃度、皮膚温が自動でモニタリングされ、ストレス値も算出されます。睡眠時に装着していれば、睡眠状態が分析され、快眠のためのアドバイスも得られます。筆者は専門家ではないので、測定されるデータの精度は評価できません。ですが、測定値に違和感があったことはなく、むしろ信頼できそうな数値が表示されました。ファーウェイは中国に大規模なヘルスケア専門の研究所を設け、巨額の研究・開発費も投じているとのこと。センシング技術には優位性があると考えていいでしょう。

睡眠は100点満点のスコアで表示される

詳細なデータは、スマホにインストールした「HUAWEIヘルスケア」アプリで確認できる。“なるほど” と納得できる分析結果が表示される。筆者はiPhone 15 Pro(iOS 17.3)とペアリングして使っているが、Android 6.0以降にも対応。アプリの仕様も基本的には同じだ

45秒で4項目を測定できる「Health Glance」

 HUAWEI WATCH 4には「Health Glance」という機能があります。筆者がこれまで使ったファーウェイのスマートウォッチにはなかったはずなので、新しい機能と思われます。一度に複数のヘルスケア測定ができる機能で、わずか45秒で心拍数、血中酸素濃度、ストレス値、皮膚温を調べられます。無理な姿勢を強いられるわけではなく、手首を机の上に載せて、ラクにしていればいいわけです。簡単です。

ヘルスケアの最新データを表示できるカード(ウィジェット)があり、そこから「Health Glance」(右上のアイコン)を起動できる

ウォッチの背面が皮膚に触れる状態で「測定」をタップ。あとは45秒間じっとしているだけ

測定値が正常の場合は、このように表示される

上にスワイプすると、平均心拍数、血中酸素、ストレス、皮膚温の測定値を確認できる

 筆者が試したときは常に「異常なし」と表示されましたが、心拍数が著しく高かったり、血中酸素濃度が低かったりしたら、すぐにわかり、注意を促してくれるわけです。

ストレス値が高かった場合に、呼吸のエクササイズをして、リラックスすることも

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