キーワードは「シームレス」
パソコンの中のガジェットは、リアルなガジェットと同じように、一度使い始めると便利で病みつきになるという特性を持っている。このガジェットがケータイの中に入ってきたら、どうなるだろうか?
そんなサービスが、auの「au oneガジェット」である。
わざわざ起動して使うような大がかりなケータイアプリでもなく、端末独自の機能とも違う。ケータイの待ち受け画面に常駐して、いつでもその機能を呼び出すことができるようになっている特徴は、まさにケータイ版のガジェットだ。
au oneガジェット対応機種の待ち受け画面は、他の端末のそれとは違うことがすぐ分かる。ケータイサイトの検索窓が常駐していて、すぐに検索可能になっているのだ。
待ち受け画面には、この検索窓のほかにガジェットをひとつ表示しておける。ユーザーは左右キーを使って画面上のガジェットを切り替えて、新着メッセージや不在着信、画像、カレンダー、テレビ番組表といったさまざまな情報を閲覧できる。
例えば、「au one メール」(グーグルのGmailを活用したメールサービス)の場合、今までのケータイなら、新着メッセージを確認するためだけにEZwebを立ち上げる必要があったが、「au one メールガジェット」を使えば、メッセージが来たかどうかを待ち受け画面で見られるのだ。
さらにau one ガジェットが作り込まれているのは、そうした情報を見たあとに、シームレスにアクションに移れるという点だ。先のau one メールのケースでは、待ち受け画面で新着メッセージの有無を確認し、ガジェットの画面からネットにアクセスして、内容をチェックできる。もちろん返信メッセージの作成も可能だ。
そうした「シームレス」さが、メールだけでなく、ウェブ、画像、音楽、ワンセグなど、さまざまな機能で実現されているのが、au one ガジェットの魅力なのだ。